一瞬、御堂は

 堂島と硬い表情で

 顔を見合わせ、

 懸念を打ち明けた。
「あの男は

 標的として招いた

 相手じゃなく、

 罠に捕まった奴で、

 相手が誰か

 分からないんだ。
 だけど早く

 見つけないと、

 一刻も早く彼女を

 救わないと…。」
 3人して黙り込んだ。

 ヒヨピーの中で

 まひろも泣き顔で

 聞いている。
 悪意の塊のような

 ハンマーの男が

 生きた人間で、

 現実でもまひろを

 狙ってやってくる、
 話を聞いているまひろは 

 ぞーっと背筋が

 寒くなった。
 …じゃあ、あたしどうなるの?
 しかし御堂たちは

 悪い人じゃないとは

 思った。

 いつも裕也が

 御堂さんはいい人だって
 言っていたのを

 少し疑ったが、

 裕也はちゃんと

 相手を見ているんだと

 分かった。
 だから言いたいことは

 色々あるがぐっと

 堪えて黙っていた。
 

 

 

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