「あら!

 娘の声がしたわ!

 ねえお兄さん、

 娘の声がしたわよ!」
「あ、それはぼくの

 首にかかってる

 オモチャの声です。」
 まひろを

 オモチャと

 説明するのは

 裕也には胸に

 ガラスが

 刺さるように痛い。
「いいえ、娘の声なの。

 あの子があっちで

 探してくれてるんだわ。」
 裕也は

 おばあさんの様子が

 少し変な気がしてきた。
 背中におぶって、

 でも凄く

 痩せていて

 軽いから全然

 苦ではないはずだったが、
 裕也の持つ

 バックの重さが

 腕に負担をかける分

 体力がない裕也は

 20分くらい道を

 あっちだ
 こっちだと

 ふらついているうちに

 疲れてきた。
 しばらくすると

 角を曲がって

 すぐにお洒落な

 造りの家が見えた。
「ああ、大きな家だなー。

 お金持ちが

 住んでるんだろうな。

 羨ましいなー。」
 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ  
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
今日もご訪問ありがとうございます。

いいねをいつもありがとうございます。

昨日はお休みしてごめんなさい。

今日もご訪問ありがとうございます。m(--)m