築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

チョット小さいケド

2020-10-19 08:36:39 | Weblog
週明けの今日のセリ場には結構な本数の生マグロが並びましたが、
相場は2週間前までのような相場では無くなりましたね~
大西洋ボストン産のジャンボが切れたタイミングと同時に台風14号の時化で
生のマグロの本数が減ったのをきっかけに、この
『コロナ相場』
も結構終わったという感じもしてます。
それでも外食産業自体の売れ口というのはそれほど回復はしていないようなので、
単に需要と供給のバランスだと思ったりもしますが(^^;;)

ということで、今日は近海物も大西洋も本数出ましたが、特に多かったのが
青森県の日本海側、深浦産の延縄の本マグロですね。
他にも三厩や北海道の津軽海峡物も出ておりましたし、定置網も数本。
海峡は魚体が大きい物もありましたが、深浦の延縄は50~60キロ台が中心でした。
この時期ですので海峡のマグロも、深浦のマグロも魚は良さげ(^^)
大西洋はカナダ産の釣りばかりで本数も20本以上あったと思いますが、やはり
カナダ産は基本的に魚体がデッカイ(T0T)
100キロちょっとのお手頃サイズは2本くらいしかありませんでした。
それでも!魚体の大きいものでもしっかり値が出てますので、近海でなく
『大西洋ジャンボの脂』
をお好みの方もかなりいらっしゃるということですよね。


ただ今の状態で、200キロ近いカナダ産のジャンボをそれなりの値で
仕入れるリスクを考えてしまうとなかなかジャンボには手が出しにくいというのが正直なところでして・・

もちろん!近海物がしっかり物が良いということも考慮し、今日一番
「お買い得」
だと感じた青森県の深浦産の延縄のマグロを仕入れました(^^)




脂ありますよ~(笑)
そしてなにより身の質が良い!!
延縄なので色持ちも良いも思われますし、セリ場で並んでいたときはまだ身が縮れている状態!
ということは、鮮度が良いということですね(^^)
脂も縮れが落ち着いてくればさらに上がってくることと思います。
ただ惜しいのはこの魚体が50キロちょっとだということですね。
これで80キロもあれば~なんて思いますが、大きければ大きいで、小さければ小さいで・・・
それは、無い物ねだりってもんですね(笑)


本マグロが多いですが、秋の東沖のバチもぼちぼち出てます。
まだそれほどまとまった本数というのはまだありませんが、
時期的にはバチが良くなる時期ですので東沖のバチも良いですね(^^)

マカジキが今年は・・・遅い(><)

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