10月の台風は甚大な被害を及ぼすとされています。
被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
このような災害を目の当たりにしますと、備えの重要性を強く感じます。
「先をみて、備えを万全にする」
肝に銘じていきたいと考えます。
さて、本日のテーマは「自己統制」です。
「モノゴトがうまく前に進めない」
よくありますね。
その原因は何でしょうか。
もちろん、人によって、その元となる原因は異なります。
しかし、モノゴトを前に進めるためには以下の点が必要です。
1.目的があり、達成に向けた目標を設定し、徹底した管理のもと進めること
2.複数の関係者と協同して行うこと
まずもって、目的が不明瞭では話になりません。目指すゴールがぼやけている状態で、正しく進めるはずもなく、ましてや、ゴールの見えないマラソンはモチベーションが続きません。
次に、関係者との協力体制が必要です。
お互いを思いやり、時には現状と今後について議論を交わし、同じ目的に向かって進める関係性を築くことが必要です。
しかし、多くのビジネスマン、ひいては経営者も含め、上記1,2をうまく推し進めることができません。
特に、関係者との協力体制が必要であるにもかかわらず、相手を思いやる気持ちに欠けているビジネスマン、経営者が多くいます。
具体的には、感情をコントロールできない人です。
高圧的であり、全否定をし、相手を思いやる気持ちが全くない。
私は聞きたいです。
それが何の役に立つのですか?
それで、モノゴトは前に進むのですか?
自分が中心なのではないですか?
感情をコントロールする能力は、立場が上の人ほど必要です。
複数の部下を目的達成のために一致団結させ、それぞれの想いを組みながら、管理し、進めていく必要があるからです。
その状況下で、上司が感情的になったらどうでしょうか。
部下はついてきますか?
目的達成できますか?
自分の感情をコントロールすることは、セルフコントロールと呼ばれており、自己統制の一つだとされています。
自己統制には、もう一つ、目的、目標を明確にし、PDCAを回す「セルフマネジメント」があります。
どちらがかけてもいけませんが、組織の良好な風通しを作ろうとした際に、上司におけるセルフコントロールは絶対的に必須です。
感情的な経営者や管理者の方々は、目的を達成したいのなら、自己の感情をコントロールしていく訓練をしましょう。
そして、もう少し大人になりましょう。
これは、私も含めて、日々、意識、実践していく必要がありますね。
M&S 石川将平