今朝は氷雨まじりの朝を迎えた広島。
投函のため立ち寄った郵便ポスト。
ふと目をやった、そのポストの足下、アスファルトの隙間に生える一茎の草(イネ科:スズメノカタビラ?)。
普段なら道ばたの雑草で片付けられるであろうこの草、
やっと見つけた居住先、凍えるような寒さにも負けず、健気に生きようとする姿に愛おしささえ覚える…
先日、さる方(ご本人の了承得ていないためこの呼称とさせていただく)より植物のもつ魅力の一端について伺う機会を得た。
植物の生きる強さとこれに投影され感受される”癒やし”を熱く語られた。
現在、広島において造花による室内壁面緑化アーティストとしてご活躍されている氏であるが、その始まりは園芸で、その後、園芸療法士の資格を取得、介護施設においてリハビリテーションの一環に携わられたそうである。
浅学故、「園芸療法」は始めて聞く言葉。
この語句の説明は下記のとおり。
*Diaryーあしたの介護へー HP 「近年注目、高齢者施設における園芸療法とは? 」(http://www.dearest-partners.jp/1609-08/)より引用、改変
米国においては300年以上前から精神科領域の治療に応用され、現在では、一般病院、精神病院、リハビリテーションセンター、介護施設、デイケアセンター、職業訓練校、学校、更正施設等で取り入れられているという。
氏は将来的には、再び園芸療法に基づく事業を手がけ、広島を緑と花に溢れる癒やしの街にしたいとのこと。
今更ながら、黙して語らずの植物が持つ秘めたるパワーに触れ、これを知り尽くした氏の今後の展開を期待するとともに多いに応援したい。