自分のことは自分で | 〈 追 憶 の 向 こ う 側 〉

〈 追 憶 の 向 こ う 側 〉

筆者のリアル体験物語。「社内恋愛」を題材にした私小説をメインに、創作小説、詩を綴っています。忘れられない恋、片思い、裏切り、絶望、裏の顔―― 全てが入った、小説ブログです。

最近、モデルのアンミカさんがマネージャーに私物を盗まれるという出来事がありましたね。

 

お昼のテレビ番組で、(タレントさんが)マネージャーにキャッシュカードを預ける人が割といるということをやっていたのを見て、過去の出来事を思い出したのでした。

 

私事ですが、若い頃に両親を亡くしています。

相続的な手続きは、難しくてややこしくて本当に大変でしたが、叔父が積極的に関わってくれて助けられました。

そして、銀行での手続きや保険金の請求等の段になり、多少のお金を残してくれていたことが、叔父を経由して親戚中に知られることになったのです。

 

知られるのは仕方がないです。

親戚なんて、そんなものです。

 

若い頃といっても、20代の私。子供ではありません。

 

ある時、叔父が言いました。

「新しい口座を作って、叔父さんの分もキャッシュカードを作りなさい。miyuが管理できるのか? 使いたい分を言ってくれれば入金するから、叔父さんが代わりに管理するよ」

 

聞いた瞬間、「は?」でした。

叔父は純粋に心配して提案してくれたのでしょうが、疑問しか浮かばなかったです。

その後、とりあえず口座とカードを2枚作りました。1枚を叔父に渡しました。

…が。

肝心の遺産は、叔父に預けませんでした。

 

どう考えても変だもの。

私が子供ならまだしも、成人している大人ですよ。お金くらい、自分で管理出来ます。

それに、自分のお金を何故「〇×の為に使いたいので、△万円ください」とか頭を下げなければならないのか。

疑問でしたねー。

 

それから…

形見分けは宝飾品が欲しいと言ってきた伯母たちにも若干引いたな。

 

父方の親戚は、宇宙人を超越したDQN系。解りあえず、理解不能。

母方の親戚は、公務員や大企業系に努める人が多くてまともそうだけど…掘れば色々ある。

人間、何が絶対かなんて判らないですね。

 

ちなみに、母が集めていた宝飾品は私の手元にあります。

生前から真面目に「お母さんに何かあっても、指輪やネックレスは誰にも渡したら駄目。あなたが持っていなさい」と言われていたから。

その代わりに、伯母たちへの形見分けは、着物を持っていきました。多分…着ないで売ったのだろうと思うけど(真顔)

着物箪笥に残ったのは、母が手縫いした自作の着物だけ(笑)

 

過去に、お金にまつわる人間のドロドロした部分を幾度も見て、自分でも触れてしまうと本当に嫌ですね。

私の親戚だけでなく、夫の親戚もやっぱり例外ではないようで。少額でもお金が絡むと人って変わる。

人間不信にもなるし、心も疲れる。

 

無用なトラブルを避けるには、大事なものは自分で管理する。

これは絶対。

 

もし他者に渡すなら、それ相応の覚悟が無いと駄目。

騙されても、掠め取られても仕方がないと思える覚悟。

 

我が身は自分で守りましょう。

皆さんも、充分にご注意くださいね。