シンガポールのアパート改修。現場監理六回目でついに完成の予定。最後の現場監理。


障子と畳が入った寝室の前室。障子からの柔らかい光が部屋いっぱいに広がる。


障子の裏には遮光のロールスクリーンがあり、日中にでも暗くすることができる。写真はロールスクリーンを降ろして照明を点灯したところ。


夜には照明デザイナーの方が明るさや角度などを細かく調整してゆく。


石庭の照明も調整がされて、見違えるようになった。造園屋さんの仕事もプロフェッショナルを感じさせるものですが、照明デザイナーの方の仕事も重なり、相乗効果で、さらに素晴らしいものになったと思う。


浴室の外の庭の照明も、ダウンライト一個ですが、角度が調整できるようになっていて、ほんのわずか動かすことで、印象が変わる。


主寝室のキャビネットにはファブリックを使って吸音を狙った。その狙い通り、その空間に入った瞬間、音環境が変わるのがわかる。これで、落ち着いて心地よい眠りについていただけるのでは。


主寝室から前室をみる。


細かな点ではいくつか手直しがあるが、全体的にはピシっと出来上がったと思う。撮影した写真を改めてモニターでみると、まるでCGのよう。計画中に準備したパースとほとんど同じものを作ることができたのではないか、と思う。


細かな手直しはまだありますが、とりあえず一段落ができて一安心。今回、このような機会をあたえてくださった建築主様に改めて感謝御礼を申し上げます。また前回の日本料理店に引き続き今回の工事も担当してくださった現地会社の皆様にも御礼申し上げます。今回は頻繁にシンガポールに来させていただき、こちらで住まいの設計をさせていただく、ということで、色々と感じ、考えることができ、貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。