呵責 | トミーは虫の息

トミーは虫の息

40代半ば仕事で身体を壊し、50歳で会社を辞てから早十年!
悲しいことに未だに身体が動かない。5分も歩けばへたり込む。
この世知辛い世の中で再就職もままならず、ただひたすら引篭り
ニートを決め込む毎日。

悲しい夢を見た

 

悲しく苦しい夢を見た

 

半分は夢で半分は過去に犯した過ちだ
 
 
 
 
 
 
 
 
悲しい夢の中で、
 
悲しく苦しい夢の中で、
 
僕は跪き両の手を組み許しを乞うている
 
 
 
 
 
 
全て僕の無思慮と無遠慮のせいなのに
僕以外の誰の落ち度でも無い筈なのに
何故罪無き善良なる君を傷付けるのか?
何故恐れと嫌悪を抱かせてしまったのか?
 
 
 

 

「お前は完璧じゃない、仕方ないじゃないか

 悩んだ所で問題が解決する訳じゃ無いさ」

 
 
 
 
呵責に苛められ苦しみにのた打ち回る時
禍々しき己に蒼褪め嘔吐し、絶望する時
神は慈悲深き面持ちでそんな慰めを言う
諦め顔で少々困った様な優しい眼差しで
 
 
 
 
 
 
悲しく苦しく辛い夢を、僕は明け方に見る
 

未だに悪夢から目覚める事が出来ぬ儘だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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