カッパちゃん写真展は

これまで全国50カ所以上で

開催されていますが

 

 

その第3回を開催したのが

目黒のコルジャ(Coruja)という

今は無きオシャレなお店でした。

 

 

そのコルジャに

フラッとご飯を食べに来たのが

某出版社の編集者さん

 

 

Vogueなど一流ファッション雑誌を経て

書籍の出版の担当になり、

 

何か、新しい、オモシロイ物への

アンテナを張っていて

 

このヘンテコ柄の猫が

ひっかかったのです。

 

 

そのころ

猫ブログの出版は

盛んでしたが

 

ほとんどが

かわいい飼い猫でした。

 

 

かわいくない

慣れていない

野良猫のカッパちゃん

 

だけど不思議な魅力に

あふれている。

 

そこで、世に出したい!

と思ってくださったのです。

 

 

 

本になるなんて

考えたこともなく

 

降ってわいた

夢のようなお話に

ワクワクしました。

 

 

 

その後、

我が家にカメラマンを伴い

お越しくださり

取材を受けました。

 

外にいるカッパちゃんを

撮影することはできませんでしたが(笑)

 

 

 

 

企画をあげた

幹部会議では、

 

 

まだ地域猫への

社会の認知が不十分であったこと

 

所有者不明の猫と認識しているが、

もし、誰かの放し飼いや迷子だった時に

権利の侵害にあたらないか

 

 

厳しいコンプライアンスで

企画は流れました。

 

 

 

その後、

カッパちゃんが

重篤な病に倒れ

治療のために、

家に入れ、飼い猫にしました。

 

 

そこで、

所有権の問題が

クリアになりました。

 

 

 

また、当初企画していた

ただの野良猫写真集ではなく

 

一匹の猫と

一人の人間とが

偶然出会い、友情を育み

最後は一緒に暮らす

幸せな物語になったのです。

 

 

 

 

編集者さんは

再度、企画を練り直して

提出してくださいました。

 

様々な思いを込めて

私に送ってくださった素敵なお花

 

 

再度

新しいライターさんが加わり

編集会議のために

出版社に赴きました。

 

 

迷い込んだ野良猫のような私

 

 

 

私が書いたブログ記事は

当時で1500以上

 

その中でカッパちゃんが含まれるものを

すべて抜き出します。

 

もちろんそのままでは

売り物の本にはなりません。

 

 

 

撮影したカッパちゃんの写真は

2000枚以上あり

画素数が足りる良い物を

ピックアップし、

すべて印刷しました。

 

 

それらの素材から

全体のストーリーを構築し、

取捨選択していきます。

 

 

書いてる本人でも

お手上げの作業なのに

 

 

 

エディター、ライター、デザイナーの

プロ集団が本の形に

仕上げていくのです。

 

 

 

右下は、

カッパちゃんをめぐる

猫相関図です。

 

一冊の本が出来上がるのに

こんな途方もない

時間と労力をかけていたのかと

心底、驚きました。

 

 

そのころ、

雨後の筍のように

猫ブログ本が出版され

サンプルとして

見せてもらいました。

 

 

小さな会社が出した

ブログを切り貼りしただけで

単純に作られた

安い本もたくさんありました。

 

 

10%の印税がもらえるのは

有名作家さんだけで

一般はもっと低く、

中には、印税が無い場合もあります。

 

作家が書籍化を強く願い

製作費を負担し

自費出版することもあるそうです。

 

 

 

 

安ければ

買いやすいけれど

紙質は悪く、薄っぺらく

買った人の満足度は低く

すぐにブックオフ行きでしょう。

 

 

カッパちゃん本は

少しお高めだけど

上質で、シックで、

大切に手元に置いてもらえる

素敵な本にしようと

コンセプトを固めました。

 

 

 

印税やお金の期待は

これっぽっちもなく

(契約上、私達の利益はほとんどない)

 

カッパちゃんを

愛する方々への

お礼の気持ちや、

 

野良猫が

生きることを

許容できる

寛容な社会であってほしい

という願いを込めて

 

出版を望みました。

 

 

 

 

 

 

私は猫と

一緒に写真を撮ることは

ほとんどありませんが、

 

著者写真にトライしました。

このころはまだ抱っこできませんでした。(笑)

 

 

 

・・・しかし

 

残念なことに

出版業界の

不況は年々深刻となり、

 

 

某出版社も

トップが変わり

大きな組織変更があり

 

 

確実に採算が取れるものしか

作れなくなってきました。

 

 

そして、

出版に尽力してくださった

編集さんは、

書籍を出版する部署から

移動になってしまい、

 

この話は永久に

無くなってしまったのです。

 

 

 

 

「力及ばずすみません」と

編集さんはおっしゃっていましたが、

すごく頑張ってくださったのは

誰よりもわかっているし、

 

私は夢を見させてもらい

心から感謝しています。

 

 

 

 

親しい方には

出版の話をチラチラしてたので

期待させては申し訳ないから

顛末をお知らせした次第です。

 

 

 

カッパちゃん本の

出版は叶わなかったけど、

 

カッパちゃん本体は

今、私のそばにいて

幸せに暮らしています。

 

 

それだけでいいのです。

 

今なら抱っこできるカッパちゃん(*‘∀‘)

 

本を出さなくても

少なくとも私の周りでは、

飼い主のいない猫対策への

理解はずっと進みました。

 

これからも地道にがんばろう。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

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お見合いはどんどん進めているので

ご応募はお早目にどうぞ。

(未決定の猫だけ譲渡会に参加します)↓

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しゅうちゃん(オス)をよろしく

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【イベントのおしらせ】

詳細はホームページ

 

 

11/23(金)東京都庁ギャラリー・わんにゃん東京展、適正飼養講習会

      

 

11/25(日)第二回ねりまねこ譲渡会

午後2-5時

聖書キリスト教会3階ロビー

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

12/11(火)

衆議院第一議員会館 300名限定 

アニマルポリス の設立を目指す勉強会

 

第一部 15 : 00 ( 開場 ) 15 : 30 アニマルポリス上映会

第二部 16 : 30~17 : 40 現場で起きた動物虐待の報告集会
     元ガーディアンエンジェルス セキュリティアドバイザー
      「 動物虐待はご近所トラブルではない! 虐待者の危険性 」

   東京都・長崎県・熊本県・神奈川県 保護団体による
   「虐待マニア投稿動画の問題点 」「 告発で起きた脅迫 」
   「置きエサに潜む虐待の始まり 」「アニマルポリスの必要性 」
   「身近で起きている虐待事例と対策 」 ・・・他

第三部 17 : 50~18 : 30 パネルディスカッション
   「動物虐待防止を実現させるために」
    1. 2019年選挙と法改正
    2. 報道と動物虐待
    3. 一般市民へ認知を広めるには?

◆ アニマルポリス設立を目指す賛同団体 ◆(敬称略:順不同)
 主催:日本動物虐待防止協会
(東京都) ねりまねこ 

(茨城県)しっぽのなかま いばらぎの犬と猫 

(熊本県) 南阿蘇の余生馬牧場 オープンセサミ
(長崎県) J A R F 日本動物レスキュー連合 ・・・他

 

どなたでもご予約でご参加できます。
お1人様1席とさせていただきます。
(要:予約)→info@nipponspca.com

*******************

①表題「12月11日勉強会参加申し込み」
②お名前 
③ 住所 
④電話番号  

①~④をご記入の上
info@nipponspca.com迄 お申し込み下さい。(300名限定)
 

参加費は無料ですが、当日お渡しする 資料代 1800円 かかります。
資料代の事前お振込で「正式なお申し込み完了」となります。

お問い合わせ : info@nipponspca.com 又は050-3645-1756 まで

 

 

 

 

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物資のご支援は

こちらが助かります。

Amazon欲しい物リスト

(これ以外の物もありがたく頂戴します。)

 

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JCOMで放送されたインタビュー

YouTubeで公開中!

 

練馬人図鑑・NPO法人ねりまねこ

 

 

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