「松山千春 『私を見つめて』に思うこと~松山千春 全作品解説155~ V1.3」S2738NF

 

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松山千春 2020年上半期スケジュール&2020年上半期活動トピックス 

・松山千春ツアー2020春「思い出」コンサートリポート  公演延期

・松山千春本人による2020年春のツアー延期についてのコメント NEW

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◇更新履歴

V1.0:2014.12.04 初稿

V1.1:2014.12.26 2014年秋のサビのアドリブ歌唱について。

V1.2:2017.04.30 フォーマットの是正

V1.3:2019.10.17 最新エディタにて記事を作成し旧記事と差し替えおよび所有のアルバム画像、歌詞を掲載

 

■ 「私を見つめて」 編曲者:松井忠重(オリジナル)、飛澤宏元(V86)

オリジナル:1978年1月25日Rのアルバム『こんな夜は』のLP A面3曲目(CD3曲目/全11曲)

リメイク(V86):1986年10月25日Rのアルバム『旅立ち』のLP A面5曲目(CD5曲目/全10曲)

インスト:1982年2月25日『私からの手紙 -MY LIFE』のLP A面5曲目(5曲目/全10曲)

◇松山千春選曲ベストアルバム『風景』 DISC-1の13曲目/リメイク(V86)

 

◆レコーディングミュージシャン
○ オリジナル(楽曲個別ではなくアルバム『こんな夜は』のクレジット)
01. ドラム:岡本あつお(岡本郭男)
02. ギター(AG):安川ひろし、清須邦義
03. ギター(EG):安川ひろし
04. ベース:松本茂
05. キーボード:倉田信雄
06. パーカッション:中島御
07. マンドリン:清須邦義
08. コーラス:松山千春、清須邦義

 

◆所有収録アナログ・アルバム

◆所有収録CD・アルバム

◆所有収録CD・アルバム(インスト)

◆所有収録CD・アルバム(リメイク・V86)

 

◆2014.12.26 夢野旅人
2014年ツアー「あの日の僕等」で歌われたサビのアドリブ歌唱について
秋のコンサートツアーにおいて数か所、最後のサビのリフレインでオリジナルレコードにあるアドリブ(ヘーイ ヘイ)で歌われたとレポートにありました。 

以下に明記しておきます(報告のあった会場のみ。厚木、東京、鎌倉ではなし)

 

01. 11月29日 磐田市民文化会館 「ヘイ ヘイ」

<初めて「ヘイヘイ」を聴けました! これは嬉しかった!>


02. 12月15日 福岡サンパレス 「えー えー」

<私を見つめて、「えぃーえぃー」でも「へぃーへぃー」でもなく「えー えー」って感じです。
若い時のバージョンを聞けて良かったです>

 

03. 12月21日 湯沢市文化会館 「ヘイヘイヘイ」

<「私を見つめて」は「ヘイヘイ」ではなく「ヘイヘイヘイ」でした>


◆2014.12.04 夢野旅人

ヴァージョンは、上記のとおり1978年のオリジナルと、約9年後に新録音されたリメイクの2つ。

リメイクアルバム『旅立ち』。

収録曲である、「大いなる愛よ夢よ」や「タイニー・メモリー」などよりも、オリジナルとのインターバルがある「私を見つめて」。

 

よって、本人の声や歌い方の違いが顕著に表れている。

特にサビ。

オリジナルは、声の太さをコントロールせず、情熱的に、ストレートに歌っているのに対し、リメイクは抑えながら、細く高く丁寧に歌われている。

 

ライブでの演奏。

初めてツアーでフルバンド演奏されたのが1984年春。

『旅立ち』のリリース後で、演奏されたのが1988年春。

そのツアーから、バンド演奏は、リメイク版のアレンジに基づいている。

その後、バンドでの演奏は、92年秋や、99年春、2005年春、2011年春などで歌われている。

弾き語りは、イレギュラーで90年春、96年前半、2007秋など。

 

この歌をライブで聴いて、感動で身動きが取れなくなったのは、1990年、イレギュラーでの弾き語り。 声の太さが、細すぎず、太すぎず、絶妙。

心を鷲掴みされるような歌声でした。

 

それから、時が流れたある日。

友人からメールがきた。

「『私を見つめて』で、初めてヘイヘイを聴くことができました」と。

 

うん、なんだ、ヘイヘイって、五木ひろしでもあるまいしと、つぶやきながら考えた。

あっ、最後のサビの箇所かと気付いた。


~お願い私を見つめて 欲しいの

貴方はもう 私の全て~

 

のリフレイ手前、
~(私の全て)ぇーいーえーい~

のことかと。

 

そういえば、しばらく、~ぇーいーえーい~とライブで歌っていないなと思った。

でも彼女、どうして千春がライブで、そう歌っていたことを知っているんだろうか、

ライブ盤に収録されていたかなこの曲。

 

後日、訊いてみると、キョトンとした顔で、「オリジナルのレコードにそう録音されていますよ」と。

あっ、そうだったけ・・・と。

普段から、自分がオリジナルを聴いていない証拠だなと。

リメイクではそう歌われていないし、ライブでの歌い方だけと、記憶がすり替わっていた。

自分も、まだまだだなと。

 

でも、~ヘイヘイ~じゃないよ、五木ひろしじゃあるまいしというと、「いえ、そう歌ってましたよ」と。

で、気になって、YouTubeにある斉藤雄一君が歌う「私を見つめて」 を見てみた。

そしたら、彼も~ヘイヘイ~ではないけれど、~ヘーイ ヘイ~と歌っていた。

自分のライブでの記憶は、~(私の全て)ぇーいーえーい~なんだけどなと、帰宅するなり、オリジナルを聴いてみた。

 

確かに、~ヘーイ ヘイ~に聴こえる。

けど、~(私の全て)ぇーいーえーい~からの変化形だよなと。

ま、いずれにせよ、

オリジナルは、サビのリフレインの間には、~ヘーイ ヘイ~と聴こえるフレーズが入っています。


千春は、ライブにおいて、その歌本来の意味合いとは違った思いを、一部分のフレーズに込めて歌う節がある。

ファーストコンサートから26回目の2002年8月8日。

札幌でのファンミーティング。

4度目にして初めて、千春のステージが用意された。

 

本編を、「大空と大地の中で」の斉唱で占める前、弾き語りの最後は「私を見つめて」だった。

~お願い私を見つめて 欲しいの 貴方はもう 私の全て~

これは、会場に集まった人たちや、長年、松山千春の音楽を支持してくれている人たちへの、千春のメッセージだろうと。

 

◆歌詞 

私の瞳を 涙があふれて ほほをつたいだした 
貴方は気まぐれいつもの気まぐれ 背中向けたまま 

 

貴方を愛して愛してみるけど  むくわれない心がいたいわ 
お願い私を見つめて欲しいの  貴方はもう 私の全て 

誰にも 涙は見せたくないけど 言葉にならない心よ 
貴方はバカだと笑うでしょうか ふりむいてくれるでしょうか 

 

貴方を愛して愛してみるけど  むくわれない心がいたいわ 
お願い私を見つめて欲しいの  貴方はもう 私の全て 
お願い私を見つめて欲しいの 貴方はもう 私の全て

 

◆松山千春全作品に思うこと~全作品解説1977-1980 インデックス1

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