台北市内の移動手段といえば…喫煙はおろか、禁止エリアでの飲食(ガム噛むのもダメ)でも多額の罰金が課せられるMRTや台湾鉄道に新幹線(こちらは飲食OK)、バス(こちらも飲食禁止)にタクシーなど移動手段が多様である。
交通費も日本と比べてかなり安いのでタクシー利用も気軽に出来るけど、今回はMRT利用メインであちこち行ってみました。
台湾の公共交通機関利用の必須アイテム…悠遊カード(EasyCard)という交通系ICカード、日本で言うところのSuicaとか全国各地で発行されているやつの台湾版。
鉄道、バスに乗れるだけでなく電子マネーとしても使えます…2019年9月末時点では私が乗ったタクシーでは利用不可でした。
日本の交通系ICカードと大きく異なる点は「カードデザインがとにかく多い!!」ということでしょうか…日本だとペンギンとかカモノハシとかひよことか固定キャラデザインしか存在しませんが、一般のデザインだけでなく、台湾の風景のイラストや版権キャラデザインバージョンにキーホルダー型などデザインバリエーションがこれでもか?!というほど出ています。
特にサンリオキャラはデザインが豊富です
カード自体はMRTの券売機、空港、市内のコンビニで購入可能…キャラカードが欲しい人はコンビニで買いましょう、駅券売機ではノーマルデザインしか購入できないそうです。
キャラカードは日本のキャラクターが人気なようで、サンリオだけでなくワンピース、リラックマなどもありました…台湾の名所のイラストなど大人っぽいのも多くて迷う。
コンビニではレジカウンターに置いてあるので、欲しいカードが決まったら店員さんに頼んで購入しましょう。
価格はデザイン問わずカード型なら100元(キーホルダー型は値段が違うらしい)、デポジットなしの買い切り式です。
購入時にレジでチャージしてもらうことも可能で、とりあえず500元チャージしてもらいました。
これがあれば移動手段は確保できたようなものです…では、実際にMRTに乗ってみましょう。
駅構内でなぜかミスドに遭遇…
「月台」はホームの事…つまり、松江南京駅 4番ホーム
すべての駅にホームドアが設置されています、写真はありませんが駅構内に通じる通路にもいくつもの防犯カメラがありました。
また、ホームの一部エリアに白線が引かれておりその線の中であれば防犯カメラの撮影範囲内に常に入るそうで夜市などでホテルへの帰路が遅い時間になりがちでも、ある程度の安全性は確保されています。
リュックは前に…台湾発のキャラクター「柴語碌」バージョン
時刻表は無いが、あと何分で次の電車が来るか表示されている
なかなか高額な罰金を取られます
実は飲食・喫煙の他に切符(プラスチック製コイン型)を破損しても罰金が課せられるそうなので注意が必要です(ICチップが埋め込まれていて繰り返し利用するため…らしい)。
トイレ同様、駅構内も掃除が行き届いていています。
乗車マナーも良く、整列乗車が守られおり、駆け込み乗車をする人も見かけませんでした。
車内の椅子は硬いプラスチック製、基本は水色で紺色の座席は日本で言うところの「優先席」なので、よほどのことがない限り座らない方がベターです…座席に「博愛座」と書かれており、現地の人も老人が座っていました、あと妊娠中の人にも譲りましょうポスターも貼ってありました。
日本の鉄道と違うのは車内放送がほとんどない事、本当に最低限しかありません…それも、電車の走行音でほとんど聞こえないという。
MRT路線図、中国語と英語が併記されている
各路線ごとに色分けされていて、乗換案内のアナウンスも色で説明されるので路線の色と駅名さえ覚えておけば容易に乗り換えも出来ます…ただ、路線によってホームのある階層が違う事もあるので注意が必要です。
あと、駅は日本ほどバリアフリー化はされていません…駅の出口は複数あってもエレベーターは1機だけ、とかエスカレーターが上りしか無いとか。
そして駅構内が意外と広かったり深かったりな事が多いです。
住んでいる場所の関係で地下鉄には乗りなれていない私でも容易に乗ることが出来ました…東京の地下鉄より簡単です、しかもIC運賃だと一律2割引になるという特典があるので現地の人もみんなカード持っていました。
ICカードは一般用の他にも色々ある
旅行者にはあまり関係ないですが、子供用だけでなく、学生・警察、軍関係者、老人、障害者向けの割引カードも存在する。
カード自体は有効期限が無いので、リピートしたときにもチャージすればまた利用できるし、可愛いデザインならお土産にしても良いですね。