MEDINT(医療通訳研究会)便り+

医療通訳だけでなく、広く在住外国人のコミュニケーション支援について考えていきます。

自治体国際化フォーラム3月号に掲載されました

2019-03-12 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
今月発行された自治体国際化フォーラム3月号に
医療通訳研究会(MEDINT)の記事が掲載されました。

国際化の最前線から
「病気になったときくらい、母語で安心して医療を受けられる日本社会でありたい」


記事を書きながら、MEDINTを作ったころのことを思い出していました。

「医療通訳」という言葉もまだ普通名詞になっておらず
友人として同行して、通訳の手法や倫理もわからないアドホック(*)なまま
命にかかわる通訳を冷や汗をかきながらやっていたころのことを思うと
今は「医療通訳とは何か」「医療通訳の倫理」「医療通訳の行動規範」などが
少しずつ広まっており、学びたい人には研修も提供されています。

当初からの私の目的は
私が通訳をしなくても、
もっと優秀な通訳者が通訳をしてくれて
外国人患者が困らない社会を作ることです。

その目的が少しづつ実現しつつある現在、
次の目標は、その通訳者が気持ちよく仕事のできる環境を作ることと
誇りをもって仕事ができるように支援すること。

本来、医療通訳は
医療を受けるすべての人が医療にアクセスできるために
必要な社会資源のひとつであると考えています。

増える外国人住民、訪日外国人に対応するために
医療従事者も様々な取り組みを始めています。
2018年には医療従事者や福祉専門職と一緒に活動することが
多かった気がします。

特に興味深かったのが
大阪府看護師会の日本国際看護師認証研修
東洋医療専門学校の救急救命士課程の多言語演習でした。

これについては後日、またの機会にご紹介させてもらいたいと思います。


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