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2020年6月27日 (土)

ここぐらいもう少しラフに見てくれないかと

日本の少年漫画は海外でも人気ですが
少女漫画は売れません。もちろん売上が正義ではありません。
日本人作家の描く少女キャラクターはとても繊細で絵柄が
透き通るくらい綺麗です。
 
それが本屋の片隅に置いてあって、手にしたとき言葉にできない
ときめきを感じると思います。
 
那須で「西洋のガラス器展」というのをやりました。
取っ手の部分が震え上がる程華奢で、
息を吹きかけただけで折れてしまいそうな、もちろん実用性はゼロに
等しいです。そんな儚さを伴った美しさです。
(ぜひぜひ検索してみてください)
 
日本人作家が描くとだいたい、そんな感じです。
 
すごくながーーーく長く売れている少女漫画で、
フルーツバスケットという作品があります。
可愛くてド天然のヒロインがお金持ちの男の子たちに
もてる、という設定で読者がもどかしさを楽しむ、みたいな内容です。
 
一生懸命作品を作っているのに短い言葉で表現してしまってごめんなさい。
私は好きです。
 
話はコロコロ変わります。定期通院の病院の話です。
そこは小児科もやっていて、待合室に
5、6歳の男の子が遊んでいて、着用のタンクトップに
ミリタリー調のフォントで英文がプリントされていて
日本語に直訳すると「ピザ惑星の戦い」と書いてありました。
英語は苦手ですが、それくらいは読めます。
 
一方、こちらは大人ですがTシャツに同様に
「おいしいビーフを召し上がれ」と書いてありました。
 
後者のほうが好きかな!
もっとテキトーに生きたいというのが本音です。
人生に生きる価値とか大義なんて本当は無いんです。
そんなものを探究する時間があるなら、
おいしいステーキを食べたいくらいのテーマが気楽でいいと思います。
 
私は「たくさん本を読んで描写力を高めつつ、手垢にまみれた表現はやめなさい」
という教育を受けました。しかし、私は全てではないにしても
これを否定します。
 
本屋のおすすめコーナーでは
シンプルな物事をわざと難しくするように書かれた本や
情報に溢れていて、あまり考えすぎるとうつ病になるからです。
 
ひとつの例をあげることじたい好ましくありません
朝日新聞のコラム、天声人語などはとても難解です。
大学生に解説してもらうとシンプルになります。
 
言葉は1書いたら捉え方は
100乗はあるでしょう。
 
説明書きだけが増えて、
人は違うんだなーで許されなくなりました。
 
クセのある文章は好きでないので
私は、それを極力ピュアにするために
ぎぎおとす作業しています。
 
たとえば、同に訴えて
電車の中で化粧する女がけしからん、というコラムが載ったとする、
(これは私の作り話ですが)おおむね、
 
若くてメイクを覚えたての女性が、あれこれ好奇心や探究心で
よそ行きの顔になるのに、2、3時間かかります。これは長いほうですが
メイクに時間がかかるのは事実です。
  
朝起きて、ノーメイクのまま電車に乗るわけでなくて
しっぽの部分が通勤時間を重なっているだけです。
 
どこかのOL兼声優アイドルが朝起きて、すっぴんから
メイクする動画を配信しています。
 
一部だけ切り取ると、上記の通り、けしからん、(私にとってはやめてー)と
なるわけですけど現実にはもっとファジーな要素があります。
 
昔に比べるとまつげエクステがすごく進化していて
通う苦労はありますけど、ビューラーで何回も伸ばす必要がなくなりました。
 
メイクは技術です。
いつの間にかわすれてるだけで。 
 
韓国ドラマを見てください。
気楽に見れます。
 
文化が多少違っていても十分理解できます。
だいたいパターンが決まっていて、純真無垢なヒロイン(だけどめちゃくちゃ
メンタル強い)と、金と権力を持った性格の悪い男(仇役)と、ヒロインと主に
たちむかう一般人の彼氏、くらいの認識です。
物語は違えど、設定や脇役を変更するだけです。 
 
いずれにしても大陸文化のいいところは鷹揚です。
 
日本人良くも悪くも特徴は一部だけ
切り取りがちなところです。
同調がはたらくところです。 
 
こんなことを書くとまたいろいろ批判を受けそうですが、 
 
私はファーストフードをカジュアルに楽しんでいるところで
 
「お前は服装マナ-がなっていない!」
 
と言われるようなもので、最近は気軽に書けなくなりました。 
   
その子供の話に戻ると、実は二人いました。男の子です。
子供や手間は増えても母は一人だけだから大変です。

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