KOKEMUSと呼ばれる、地上3階建ての展示施設にやってきた。
まずは、ジオラマが楽しめるコーナーから見て回ることにした。
トーベ・ヤンソン原作絵本「それからどうなるの?」の世界を表現したジオラマが我々を迎えてくれた。
作品の中に入り込んでいく気分である。
おつかいで、ミルク缶をムーミンママのもとへ届けようと、森を歩き続けるムーミン。
怪しげな森の様子。
無事ミルク缶を届けたと思いきや、ミルク缶の中は、すっかり酸っぱくなってしまったよう。
ムーミンもお得意の困り顔である。
へムレンさんの掃除機に座れたムーミンとミムラ。
個人的に、絵本「それからどうなるの?」は好きな作品で、息子にも何度か読み聞かせた。
各ページには、次のページへのヒントが隠された穴とそこから覗く絵があり、何が起きるのだろう、出てくるのだろうと読者はワクワクできるのだ。最後のページの前に、角から覗かせる、ムーミンママの耳。
そのページをめくると、このまぶしい絵が開かれる。
私はこの絵が大好きで、ムーミンママって、太陽みたいだな、と感じる。
いつも出しゃばらない、おだやかなムーミンママが、本当は一番まぶしい存在なのではないかと思わせる。
そんなムーミンママは、私の一番好きなキャラクターだ。
そのほかのムーミン絵本やシーンをイメージしたジオラマが多々も、飾られていた。
ニョロニョロたちが種から生まれたことが分かる、アニメーション。
スナフキンとたき火をする息子。
お気に入りのキャラクター、へムレンさん。
このなんとも言えない、風変わりな憎めない植物マニア。
約束をすっぽかされたとしても、へムレンさんには、何故か怒れないような、別格感。
モランに警戒する息子。
モランに触ると氷漬けになってしまう。フィンランドの冬の厳しさ、寒さが実体化したものなのだろうか。
こんな形相のモランだが、実はメスで、ムーミンを気に入っているので、驚きだ。
我が家で、寒さを表現する時、モランの名前をかりている。
「はるくん、今夜はモランが来るよ!!!(すっごく寒いよ!!!)だから、あったかくして早く寝な!!」
+ムーミンバレーパーク プレオープンに行ってきた!④+へつづく
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