展示施設KOKEMUSの旅は、さらに続いていた。
太陽とチューリップ畑とスナフキン。春のおとずれを感じさせる作品だ。
春といえば、絵本「ムーミン谷へのふしぎな旅」で描かれるこちらの絵が好きである。
全ての生命が喜んでいるようで、心が満たされる。
そして、「ムーミン谷の冬」の中に登場した、トゥーティッキの名言を発見。
そうだ、人生白か黒か、はっきりつけたがってしまうけれど、もっとあいまいでいいんだ!と気持ちが楽になるすばらしいメッセージだ。
いきものたちがおだやかな川の流れのように、ゆっくりと存在しているムーミンの世界に癒やされる。
トーベ・ヤンソンが綴った詩。
スナフキンの詩なのだろうか。
春のあたたかさと夕暮れ時にさしかかった時の憂いのようなものを感じる。
ムーミン谷のジオラマは、見れば見るほど発見がある。
おさびし山と思われる崖にモランがひっそりとたたずんでいた。
KOKEMUSを見尽くした我々は、腹を空かせていたので、Muumilaakso ruokala(ムーミラークソ ルオカラ)ムーミン谷の食堂で、ランチすることにした。
そういえば、いちいちフィンランド語で表記されているので、何がどんな施設なのかさっぱりわからない。
高校時代、世界史で習ったマリウス・コンスタンティヌス・アントニヌスばりにわからない。
ムーミラークソのクソが何を意味しているのか・・・。
クソのことを考えながら、レストランの予約券を確認すると、あと24番目とある・・・!
なんだって!
一時間前に予約チケットを発券したのに、本当にムーミラークソだ。
父きみじと夫、息子はるは、とりあえず一時的でも腹を満たすため、近くのホットドッグ屋へ急いだ。
私と母で土産物屋を散策していると、夫から着信が。
散々並んだ挙げ句、注文時に、受取りまで1時間待つと聞かされ、ホットドッグを買わなかったという・・・。
大泣きするはるの声が、電話ごしに聞こえた。
「ギャーーーーーーーーーーーー!!!!」
+ムーミンバレーパーク プレオープンに行ってきた!⑤+へつづく
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