平和なムーミン谷が、今や戦場と化している。
土産物店のレジに長蛇の列。
店内の列は、スネークアンドラダーのように複雑に入り組み、もはやどこが最後尾なのかもよくわからない。
お手洗いの方まで列が折り返すようにできている。
ディズニーランドでも、グッズショップでこんなに人を見たことがない。
しかし、並ばないと何も買えないので、これぞというものをカゴに入れ、持っている忍耐力MAXに稼働させ、大渋滞に耐え忍んだ。
途中、店員に、この待ち時間どうにかならないか、などと抗議している客もいた。
戦場と化した店内で、ニョロニョロのロングバウムクーヘンをカゴに突き刺してじっとしている私は、まるで刀を腰に据えた刺客のようであった。
その後、息子の剣コレクションの一部となった、ニョロニョロバウムクーヘンの箱
ようやく、グッズショップを脱出できた私は、久しぶりにシャバの空気が吸えたような開放感に包まれた。
息子をエンマの劇場付近に出没した、ムーミンキャラクターたちと写真に写そうと、急いだ。
臆病なスニフ!!ムーミンのこと大好き、優しいフローレン!!!
みんなの太陽、ムーミンママ!!あなたの収入源は何!?ムーミンパパ!!
スナフキンがいないことにガッカリしたが、これだけのキャラクターたちと写真が撮れたので大満足であった。
そして、待ちに待ったランチタイム。
ホットドッグが買えなかったので、予定通りMuumilaakso ruokala(ムーミラークソ ルオカラ)ムーミン谷の食堂に訪れた。
まだ21番目などと表記されていたが、問い合わせると案外あっさり入れたではないか!?
もう、初日も初日で、色々とスタッフもシステムも混乱状態にあるようだった。
もっと早くレストランに入れたのではないか?息子も「ホットドッグ-!!!!!ギャーーーーー!!!!」などと、泣き叫ぶこともなかったのではないか?ムーミラークソ~!!!!と、またもや汚い言葉を吐いてしまいそうなのを、土産物屋の長蛇の列で培われた忍耐力を駆使して止めた。
ムーミンの絵が飾ってある店内は開放的であり、テラス席は気持ちよさそうであった。
注文は、食堂式で、お盆をスライドさせながら、食べたいもののコーナーへ差し掛かった時にお願いする。
●おさびし山のハヤシライス 1300円
メニューもムーミン童話にちなんだものなので、楽しい。
●サーモンケーキ 1500円
こちらは、サーモンをメインにしたメニューである。さすが北欧だ。
ポテト、サラダ、ドリンクなどはまた別に頼んだ。
息子も、腹をようやく満たすことができ、笑顔を見せたのであった。
あまりにホットドッグを買えなかった件がショックだったのか、レストランに入ってからも、思い出し泣きをしていた
+ムーミン メッツァ(Metsa)に行ってきた!!(終)+へつづく
次回は、おさびし山エリアへ!!
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