一人っ子にとっての親の存在 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

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イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

久しぶりにおやつにフォカッチャリピエナを作りました。

涼しくなってきたので、オーブンを使ってもいいかなという気になります。

フォカッチャの中にチーズとハムが入ってます。









最近、いろいろな面で成長したなと思うピピウ。


行動とか、ものの言い方とか…。


成長と共に、悪いことも覚える訳で、最近は怒ると物を蹴るという行動に出ることが時々あります。


その度にピピウの目線に合わせるようにしゃがみ、けっこうきつく叱ります。


するとシュンとして目線を私からそらすピピウ。


「ちゃんと目を見なさい。」
と、下を向くピピウの顔を手でくいっと上にあげると、口を一文字にきゅっと閉じて、涙を我慢しているピピウの顔がそこにあります。



反省しているのか?

それとも恐怖に怯えているのか?








私がピピウを妊娠しているとき、日本語のグループレッスンで、一人っ子がいいか、兄弟がいたほうがいいかという話題になりました。

当時のこのグループというのが年齢層が幅広くて、高校生、大学生、30代、60代の生徒さんたちがいたんです。
大学生以外は女性。
30代、60代の女性の生徒さんは既婚で子供もいます。

30代の生徒さんには当日5歳くらい息子さんが一人いました。
彼女はもう一人子供がほしいと言っていました。
(現在、希望通り、彼女にはかわいい娘さんもいます。)


私はたぶん最初で最後の出産になると思うと言いました。



すると、高校生の生徒さん、彼女は一人っ子なのですが、彼女がこう言ったのです。

「私はまだ自分が母親になることは想像もできないけれど、一人っ子だから自分の子供には兄弟が欲しいな。
そして、一人っ子の立場から一人っ子の親になる人に伝えたいのは
"一人っ子にとって
親の教えや言葉は
神のそれと同じくらいの
意味を持つ"
ということ。」


彼女のこの言葉は今でもはっきり覚えてます。


もちろん、一人っ子でもその子の性格やその他もろもろの条件によって、そうではない場合も多々あるでしょう。


意味としては兄弟のいる家庭より、一人っ子の家庭のほうが、親が絶対的な存在になりやすい…ということでしょうか?





親も人間です。

でも、確かに小さい頃は"大人は間違わない""お父さんとお母さんは正しい"と思ってましたよね。

それが、成長するにつれ、親も人間で、間違うということに気付く…。
これが思春期?反抗期?


親という幼い子供にとって絶対的な存在が、絶対的な存在であり続けるのは、確かに一人っ子のほうが簡単かもしれませんね。

同じ立場(家庭内での子供という立場)の違う考えを持った人間が側にいないのですから。






私がきつく叱って、ピピウのシュンとした顔を見ると、この当日女子高校生だったの生徒さんが言った言葉を思いだし、ピピウが今感じているのが恐怖や親からの威圧ではないことを願わずにはいられません。


それと同時に
よくもまぁ、
こんな欠陥だらけで、
ちゃらんぽらんな人間(私)が、
人一人を育て教育するなんて、
大それたことをしてるもんだわ。
と思わずにはいられません。





ピピウが思う正しいこと、悪いことの基盤はきっと私とダンナが築いてゆくのでしょう。


だから、間違っちゃいけない。


親だって人間だから間違うけれど、息子には世間に迷惑をかけず、少しでもいいから親よりも立派な人間になって欲しいと思うから、間違わないようにしたい。



やっぱり、彼女の言葉
"一人っ子にとって
親の教えや言葉は
神のそれと同じくらいの
意味を持つ"
は心に刻んでおこうと思います。



子育てって…
責任重大すぎて、時に怖い😖






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~今週のおすすめ~
凸凹ぬりえ
ピピウが今はまってます。
日本帰国の際、いとこ夫婦がピピウにプレゼントしてくれました。
真っ白の絵本に動物の形の凸凹が。
絵本に色を塗ってもいいし、ページの上に紙を置いて色鉛筆で擦ると、動物の絵が浮き出てきます。
なので、何回でも使えます。
ピピウは特にぞうさんがお気に入り。