先月の話ではあるが、
ま〜た一つ歳をとってしまった。
ここが日本ならば、家族でケーキ食べるくらいでサラッと終わるもの。
だがしかし…ここはドイツ…。
しかも…。私の勤め先には「誕生日」を「祭り」と解釈した者ばかりが集う。
サラッと終わるわけがない。
仕事そっちのけで作業デスクをデコり、誕生日の人をお迎えするのだ
デコにはテーマを決め、それを基に構想を練る。時には数週間に渡って計画、準備することも…。
この見事な団結力と周到性、なぜ仕事で発揮できぬ…。
ともかく。
以前にも紹介→(誕生日を全力で祝うドイツ人達)したが、その後の様子を公開しよう。(誰得!?)
まずは…。
①わたしの誕生日
誕生日プレゼントには、来月帰国する時の為、小さな絵本(飛行機の中で娘が読めるように)を希望。
テーマに日本旅行を選んだのも納得。
わざわざスーツケースを持ち込み、その中に地球儀やらレゴで作った飛行機やら…。
②Michaelaの誕生日
彼女が希望したプレゼントは、有名な画家?(写真中央のオッサン)の本。
私も絵の具やら浮世絵のカタログなど、張り切って持ち込みました。
③Stevenの誕生日
Stevenの希望は、ホームセンターの商品券。庭の手入れをする為、よくホームセンターにいくらしい。
職場の塀に張り付く葉っぱをせっせとぶっちぎってきてデコりました。
ホームセンターの商品券を希望したNormanには、デコもホームセンター仕様で
レンチ🔧や工具のカタログなどでホームセンターを再現。
さて…。
ここから気合が入ります。
我が部署のデコにかける時間と労力は凄い。(仕事しろと言う人物がいないとこうなる)
特に、節目の誕生日ともなれば、その執念は凄まじいことに…
では、見ていこう。
⑤Jana40歳の誕生日
各自、週末の間に色々準備。
私は写真奥の40のリース↓を手作り。
と思いきや…。
彼女の別のデスクには50の紙が…。
訳のわからんものまで。
素直に祝うだけでは済まない。
40でこんな調子だと、50ともなれば…。
こうなってしまう。↓
⑥Simone50歳の誕生日
もはや、ここが歯科技工所なのかはよく分からない。
デスクは完全封鎖され、デコが支配。
みんな50の紙をつけてSimoneをお迎え↓
Simoneを待つのは作業デスクだけではない。
「注意
若々しさはなくなり、もう50歳。
歯はガタガタしだし、髪は色が抜け、記憶力も落ちていく。関節はガクガクしだし、あちこち痛くなる。そして時々腰痛も。」
こんな内容のドデカイ掲示物が張り出されている。
ご丁寧に、杖までご用意。
本人は大爆笑で大喜び
写真はないが、トイレの便座、冷蔵庫、パソコン、ドアなど、いたる所に50の張り紙も…。(張るの大変だった…)
この日はみんな張り紙を見つけては大騒ぎの一日でした。
次に節目の誕生日を迎えるのはAndrea。
それもなんと還暦
盛大な生誕祭を開催しなければ
…え
あと1年しかないじゃん
そろそろ準備しなきゃ…。