会館とかホールを借りる際、大きなイベントですと、朝から夕方までまとめて借りること多いですが、小さなイベントだと、使用料の節約も兼ねて、「午前中だけ」とか「午後だけ」とか「夜間だけ」といった、最小区分で借りることがあります。

 

ここで気をつけないといけないのが、「時間数」。

「午前」は一般的に「9時~12時」の3時間

「午後」は「13時~17時」の4時間

「夜間」は、会場によって違いますが、「17時~21時」の4時間だったり、「18時~21時」の3時間の場合もあります。

 

12時~13時が空白なのは、職員の昼休みのためだと思われます。

 

さて、いつも「午後の4時間」で発表会をやっていたのに、「今回は午前しか会場を取れなかった」と午前の開催になると、「4時間」でやっていた発表会を「3時間」でやることになります。

 

この「1時間」の差は、主催者御本人はわりと軽く考えておられますが、実際は、非常に大きくて、「本番前の準備時間が大きく削られる」「本番終了後の時間に余裕がなくなる」ということになります。

 

準備時間が短くなるのは、写真屋のように、機材セットに時間がかかる商売ではほんとにしんどいです。どうしても、「あわてると、なんらかのミスを起こしやすい」ということがあります。

この前も、自分の準備作業でいっぱいいっぱいで、ステージ上に「生徒さんがお辞儀をする際の目印にするバミリをしておくのを、先生に進言するのを忘れた」というミスを犯しました。

このため、出演する生徒さんが「どこでお辞儀をすればいいんだろう?」と皆さん悩み、そして、自分で好き勝手な場所でおじぎをするので、その様子を写真に撮らないといけないこちらとしては、「どこでお辞儀するんだ? あちこち動かれるとカメラは追いきれないよ」と、ちょっとしたパニック状態でした。

 

また、本番終了後の時間が短くなると、「ステージの上で家族写真を撮る」とか「先生といっしょに写真を撮る」といったことも「時間がないのでできません。皆さん、会場から外に出て下さい」となり、「え? 去年は撮影できたのに、なんで今年はだめなの!」と、ご父兄から抗議を受けたりします。

 

 

とにかく、この「1時間」の差は大きいので、その点、よくご理解下さいませ。

 

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