妻が子供を連れて家を出て行ったのです。
大きな家具は無くなってはいないものの、妻と子供が使っていた物は、殆ど全て無くなっていました。
置手紙には弁護士の連絡先が書いてありました。
妻は代理人を立てたのです。
夫は何日か前からの妻の様子を思い返しました。
これまで必要以上に返答をしなかった妻と、ここ最近は会話が普通に成り立っていたのです。
妻は、自分がこれから起こそうとしている行動を夫に悟られまいとするあまり、無理して受け答えをしていたのかもしれません。
その対応が逆に怪しまれてしまうかもしれないと気付かずに…
夫は妻の行動により、子供との生活も断たれてしまいました。
昨日までは同じ屋根の下で共に暮らしていたのですから、夫の空虚感は拭えませんでした。
それでも夫は何もしないでいることはありませんでした。
子供と会うことはけして諦めていません。
正式なルートで自ら行動し、子供と会う約束を取り付けました。
妻の身勝手な行動で子供に寂しい思いをさせる訳にはいかないのです。
その後の調停では、子供の面会についても話し合われ、会いたい時にはいつでも会えるという子供にとっても良い条件になったのです。
それでも調停はまだ終わりません。
妻が子供を連れて別居に踏み切ったのですが、夫は離婚を望んでいないのです。
調停はこの後、どのような形で結末を迎えるのか…
つづく
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