皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
毎日、ニュースを見ていると新型コロナウイルスの感染者が減らないどころか増え続けていることに心を痛めますが、この難局をどうとらえ、心や考え方をどのように持っていけばいいのか?と思っていた時に、過去のれいろうを読んでいて、まさにこれだ!という内容が見つかりましたので、今日はその記事をご紹介したいと思います。
大野正英氏 モラロジー研究所 道徳科学研究センター社会科学研究室室長
昭和38年、岐阜県生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。専門は経済倫理、経営倫理。経済における利他性、規範などを中心に研究。麗澤大学経済学部教授。共著に『現代の倫理道徳Q&A』『倫理道徳の白書』『廣池千九郎の思想と業績』など…
未来世代への責任を背負って生きている
何十年に一度と言われるような異常気象が国内外でない年のように起きていますが、地球温暖化がその原因であることはほぼ確実視されています。このまま放置すれば、私たちの子どもや孫の時代には、さらに過酷な状況になることは間違いないでしょう。
現在世代による資源の浪費や環境の破壊によって、未来の人々の生活を悲惨なものにしてはならないという視点から、「未来世代への責任」ということが強調されてきています。そして、経済活動は未来世代の利害を配慮したものでなければならないという視点から、「持続可能な発展」という考え方が広く定着してきました。
これは、近代社会において大きな変化を意味しています。現在の民主主義社会では、今生きている人達の意見によって、社会の意思決定が行われる仕組みになっています。そのため、現在世代の利害が何よりも優先されることになります。現在のみに焦点が置かれることにより、過去からの伝統はないがしろにされ、未来の人々に対する配慮も後回しにされてしまします。
地球環境問題は、改めて人類に時間軸を意識される契機となりました。過去から未来へとつづく時間の流れの中で、今を生きる私たちは、過去から受け継いだものをさらに発展させて、未来へと伝えていく存在であることに、あらためて気づいたのです。
物心をむすぶ横のつながり、人々をむすぶ縦のつながり
この考え方は、私たちの身近な問題にも当てはまります。私たち一人ひとりは、様々な共同体に所属しながら日々の生活を送っています。一番身近な共同体は家族で、さらに地域社会、地方自治体、国、そして地球、人類へと広がっています。また、そのほかにも会社や学校、サークル、宗教団体などもあります。こうした共同体は、人々を物質的・精神的に結び付ける「横のつながり」であると同時に、時間を超えて人々をつなぐ「縦のつながり」としての役割も持っています。
それぞれの共同体には歴史があり、その中で有形無形の様々なものが受け継がれてきています。例えば、家族は生命を受け継ぐとともに、躾や生活体験をを通じて価値観や道徳、しきたり、家庭料理などを伝えています。また、それぞれの地域においても、独自の習慣や祭礼、郷土料理、伝統工芸、方言と言ったものが伝承されてきました。国家においては、歴史や国のあり方、言語、物語、伝統文化、食文化などが時代を超えて受け継がれて、それがそれぞれの国の国柄や国民性を形作ってきました。
私たちは、幼い頃から知らず知らずのうちに、それらのことを身につけて成長し、大人になると今度は子供や孫たちにそれを伝えてきました。こうした営みが繰り返され、それぞれの共同体に特有の文化が形成され、独自の発展を遂げてきました。
もちろん、時代に応じて形や内容は少しずつ変化していますが、大切な部分がきちんと継承されてきたことによって、共同体は継続的に維持されてきました。私たち一人ひとりは、前の世代からバトンを受け継ぎ、次の世代へと受け渡す、リレーランナーのような存在であると考えられます。
≪続きはまた次回に…≫
心の生涯学習誌れいろう 令和1年12月号より
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