毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ

【初心の想い】

 

 

わたしは、ある雑誌の取材でインタビューされたことがあります。

 

「今の仕事をやろうと思ったキッカケは何ですか?」

 

自分なりに、そのキッカケを振り返り考えてみました。

 

本日は、「初心の想い」というお話です……。

 

 

わたしは、自分がインタビューされた同じ内容を、ある方にしました。
数年前に雑誌の取材で、知的障がい者の施設の教職員の方に、

「今の仕事をやろうと思ったキッカケは何ですか?」

と聞きました。

 

 

「私には二つ違いの弟がいます。彼は知的障が者ですが、ずっと在宅で、家から近くの小学校に通っていました。小さいときから弟がいじめられたり、あまり友達ができなかったり、弟のために苦労する母を見ながら私は大きくなりました。だから、もしも人より優れているところが自分にあるとしたら、そのような障がい児を持つ親の痛みとか、障がいを持って生きるということの大変さとか、そういうことが人より少しは分かるかなあと思って、この仕事を選びました」

 

ご自分の子どもの頃の体験から仕事を選ばれたということでした。
自分の体験や経験がキッカケとなって仕事を選んだ、という人は結構いるのではないでしょうか。

 

わたしもこの施設の先生と同じように、自分の体験、経験で仕事を選んできました。

 

今のNPOの仕事に辿り着くまで、様々な職種の仕事をしてきました。
それぞれの仕事を通して、失敗や苦労をし、もがきながら、手探りで、仕事のやり方を学んできました。

こうした体験、経験の中で、自分の持つ価値観が変化し、自分ができること、やるべきことが明確になり、使命感を持つようになりました。
その結果、現在のNPO活動を生涯の仕事として選びました。

 

冒頭のインタビューの話に戻りましょう。

わたしはインタビューに、こう答えていました。


「キッカケは、自分がやるべきだと思ったからです…」

 

このインタビューは、今行っている仕事の原点と志した時の意気込み、情熱を思い起こさせてくれました。

 

あなたが今の仕事やろうと思ったキッカケは何ですか?

 

 

本日は、「初心の想いを大切に」というお話です。