毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ

心とは何か?】

 

 

本日は、わたしに投げかけられた質問の一つをご紹介いたしましょう。

 

わたしは、自分は自分を知っていないと気づいた時から、人生とは何かが見えはじめてきました。

言い換えれば、

「あいまいな自分を知った」

ことにもなるのでしょう。

 

わかっていないのに、わかっているつもりになっていた自分がいたのです。

それも単純なことを知らなかったのです。

 

その単純なこととは、

 自分の好きなこととは何か?

 自分の得意なことは何か?

 自分が大切(価値あるもの)にしているものは何か?

 

こんなことも整理していなかったのです。

そこでじっくり考え紙に書き出し整理してみました。

すると、自分で自覚することにより、ようやく「自分らしさ」みたいなものが浮き彫りになってきました。

 

それからというものは自分を少しわかってきた気がして、そのお陰で、物事の選び方や、やるべきことのヒントが見えてくるようになりました。

この経験から、わたしは自分が知らないことの答えを追究することにより、自分がすべきことや生き方がわかりはじめていったのです。

 

知ることはすごいことです。

そのお陰でこんな質問にも答えることができるようになりました。

 

最近、ある小学生からこんな単純な質問を投げかけられました。

 

「ねえおじさん、心って何?」

 

わたしはこう答えました。

 

わかりやすくいえば、

心とは、「感情」と「思い」が入っている器のことなんだ。

その器の中にはこのようなタネが蒔かれているよ。

 素直さ…

 優しさ…

 正しさ…

 感謝…

 誠実さ…

 強さ…

 愛…

これらのタネを勉強して努力して育てていくんだ。

すると「豊かな心」に成長するんだよ。

 

 

この心から、物事の見方、考え方、捉え方、発想が生まれる。

例えば、何かが起こったり、人から何かされたり、言われたりした時に、この心から「感情」や「思い」が作られ、「言葉」「態度」「行動」に現れるんだ。

 

あまり心が成長していないと、タネの成長が未熟で優しさや正しさなどの力がない判断しかできず、それなりの振る舞いしかできなくなる。

すると、相手に対して「心ない態度」や「失礼なこと」しか現すことができず、相手に嫌な思いや機嫌を悪くさせることになり、相手に悪い印象を与えてしまい、評価されず、とても損をすることになるんだ。

 

それとは逆に心が成長し豊かな心になると、相手に優しくできたり、正しい判断ができたりするんだ。

すると相手から評価され、好印象を与えることができる。

だから豊かな心になるためには、心の器の中に蒔かれているタネの栄養となる「道徳」や「礼儀」を学ぶことが必要なんだ。

道徳や礼儀は、自分を良く見せるためのものでなく、相手に対する思いやりであり、相手を大切することなんだ。

このことを実践すると、自分も人から大切にされられる。

だから「豊かな心」をつくることはステキな大人になり幸せな人生を送るためにとても大切なことなんだ。

わかったかい?

 

「うん。わかった。ありがとう!」