雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

”まゆ”というより、酸味ただよう「うめぼし」星雲

2020年10月23日 | 天体写真(星雲・星団)
9月に続き 10月の新月期も撮れずに終わるかとあきらめていたところ、
18日には 日が替わる夜半前まで晴れてくれました。
( その夜に撮った 網状星雲・東側前回記事 を参照 )
さらに一日おいて20日には 夕方から徐々に雲が切れて朝まで晴れてくれました。

この夜も早々設営を終えて、早い時間から撮影を開始しました。

IC 5146 まゆ星雲  (はくちょう座)  
IC5146 まゆ星雲:距離 3300光年 視等級 7等級  視直径 12’ 反射・輝線星雲 
( 画像クリックで 元画像の25%サイズで表示します )
( ほぼノートリミング 上方向が 北 になります )
撮影DATA : 2020/10/ 20 19:07’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成f=1,386mm)
露出 10分 × 16枚 + 分 × 枚 ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット2

星雲部分をトリミングしてみました。 ↓
( 縮小率50% )
”まゆ” というと、蚕(かいこ)のまゆ の形が頭に浮かのですが 色合いを含めて 和名はやはり「うめぼし」では?

今回の撮影開始時刻は19時07分。(この夜の薄明終了は18時30分)
撮影画像の canon Digital Photo Professional 4 のヒストグラムです。


10分露光の1枚目と19枚目を比較すると、
深夜前でも3時間で徐々に空が暗くなっている事がわかります。 ←(灯火の影響)
それでもヒストグラムのピークが背景の空の明るさであることを考えると
明らかな露光オーバーで、
星の色にいたってはすべて白く飛んじゃうと思って2分露光も加えています。
ただcanon DPPの「ガンマ調整」でのヒストグラムを見ると
RAWモードなら諧調幅にまだ余裕があるようにも見えます。
10分露光の1枚目 をDPPの「ガンマ調整」で「リニア」を選択して表示

この夜21時少し前の おりおんショット(撮影中の空)です。
( 画像クリックで星座名を表示します )
30秒固定撮影 6枚をコンポジット処理

次回は この夜のメインタイトル さんかく座 M33銀河 の予定です。

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まもなく天体写真を再開して10年目に入ろうとしています。
同じころに天体写真ブログを始めているのですが、
ここにきて撮影に対する考え方を変えてみようと思っています。
これまではたまに晴れたときは たくさん撮ってブログのストック画像に。
その結果、毎年同じようなものを繰り返し撮ってきました。
70代に入った今、この先の事を考えると・・
”繰り返し”ではなく、この対象はもう撮らなくていいくらいの
一期一会」の気持ちで行こうと・・
要は 一タイトルあたりの露光時間を増やそう という事なんですけどね。

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