文章理解について | 野球好き行政書士・公務員試験対策講師の合格ブログ

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伊藤塾で公務員試験の受験指導を行っている行政書士久木田淳が、野球や学習について語るブログです。たまに(しょちゅう?)野球と学習を強引に結びつけることがありますが、それは笑って
許してやってください。

皆様こんにちは。

 

行政書士試験と公務員試験は共通している科目が多く、私のようなちょっと数的処理が得意な人が、行政書士試験の講師と公務員試験の講師を兼務したり、移籍したりすることが、伊藤塾だけでなく他の受験指導校においてもありうるのではないかと思います。

 

とは言え、やっぱり私自身の講師としての原点は、中学受験の国語の指導なので、文章理解についてこの時期に語っておきたいと思います。

 

私が講師を始めたのは、もう20年以上前になりますが、某大手中学受験の指導塾からでした。本当は算数の講師になりたかったのですが、採用試験のアポ取りのときに、「大学は文系の学部です」と言ったために国語と社会で採用試験を受けることになったという偶然で、国語の講師になりました。

 

文系学部ではあるものの高校まで理系クラスにいた私は、国語に対する大した愛着もなく、大学卒業までのことだからと少し熱意が足りなかったということはあるかもしれません。そのときに、自分に対してつきっきりで研修をしてくれる専任講師と出会いました。この人は授業内容をレクチャーしてくれるだけでなく、その塾の中でも実力上位と言われる先生の授業見学の機会をたくさん設けてくれました。

 

その中で、国語の読解問題も解くためのルールがあること、そのルールに則ればどんな問題も対応できるということに気付いて、それを伝えることを意識するようになりました。

 

当時、私はある校舎の成績でいうと真ん中より少し下のクラスを担当していました。

考えた教え方を実践するようになって2ヶ月後の月例のテストで(国語は150点満点だったと思います)、上のクラスを平均点で20点以上上回ったのです。

そこからこの仕事にはまり始めました。ここまで、長くやるとは思っていませんでしたが・・・・。

 

何が言いたいかというと、行政書士試験でいうなら、文章理解の問題で3問中3問正解する方法はあるが、3問中2問正解する方法はないということです。ルールに則れば、全問正解するはずなんですから。

なので、今から11月の行政書士試験に向けて勉強するのであれば、文章理解は全問正解を目指してほしい。

 

特に文章はたくさん読んでいるけど、なかなか文章理解の問題が解けないんですという人は、文章理解のルールに則っていないことが多いです。

そして、行政書士試験の受験生は文章をたくさん読んでいるはずです。なぜなら、法令等科目のテキストも文章だからです。

 

ただ、行政書士試験においても、公務員試験においても、数年に1問だけ、駄問・珍問があります。

作問者が、文章理解の解法のルールを忘れている場合です。

そのときは1問不正解は仕方ないと思いますが、それ以外は文章理解の問題は全問正解をめざしてください。

 

そして、文章理解の訓練を積むと、法令科目の問題を読むのも速くなりますから、時間配分にも余裕が出てきます。

これが文章理解の対策をきちんととることをオススメするもう1つの理由です。

 

では、文章理解を解くためのルールとは何か・・・・。

それは次回に少し書くことにします。