前回の続きです。


 


今は「障がい者通所支援受給者証」を出せないといわれたのですが

「どうして出せないんでしょうか?(計画案がまずかったか)」

今までの面談の記録を確認したのですが、そこでは面談の結果、スシロー君に、今は医療機関を紹介するなど支援の必要はないという結論だったようなんですね。」

計画案は本当にあんな文章でよかったのか…

ただ、面談は数か月前の記録なので、今と違う現状だったということもありますよね。なので、もう一度来月なら予約がとれますので、面談をうけていただきたいんです。そして、具体的にはそこで医療機関を紹介されるか、教育相談を受けることになった場合には、もう一度通所支受給者証をお出しできるか判断させてもらいます。

 

教育相談は、幼児教育センターでやってるんですけど、それ以外にもお住まいの近くの公立幼稚園でも受け付けているんです。

 

なんだか医療機関に行くより、ずいぶんハードルが低そうだな。わかりました。ということでもう一度、いつもの臨床発達心理士さんとの面談を予約しました。

やはり園長の相談すれば誰でももらえる受給者証というのは、嘘だったか…てか相談すればだれでも、というのはその教育相談とやらなのかしら。

実は今まで「障がい者通所支援受給者証」なんて名前だから、医療機関で確定診断を受けた人がもらえるものなのかなと思っていました。

 

市町村は、当該 児童が療育・訓練を必要とするか否かについて、市町村保健センター、 児童相談所、保健所等に意見を求めることが望ましいものとする。そ の際の障害の有無の確認に当たっては、年齢等を考慮して、必ずしも 診断名を有しなくても、障害が想定され支援の必要性が認められれば よいものとする。

 

結構柔軟なんですね。

 

そして、これは言われてなかったのですが、次に保育園に

「~こんなわけで、受給者証もらえなかったから、もう一回面談する。面談にもっていけるように、日常のスシローの様子を紙でほしい」と伝え担任の先生にもらいました。

もらったのがこれ。スシロー2歳10か月の様子です。

 

【着脱】

・ズボン、靴下など自分で着脱することができる。Tシャツに関しては、保育士がどこをもつといいか伝え手を持たせると自分でできている。

・自分の持ち物・他人の持ち物の区別がついている

 

【排便】

・排尿の間隔が短くオムツに出ていることが多いが、トイレに行った時もトイレを嫌がらずに座り排尿できている。

 

【食事】

・好き嫌いもあまり見られず、自分で意欲的に食べている。

・話に夢中になりながら食べているので、食べこぼしが多かったり、コップをひっくり返したりということがある。

 

【睡眠】

・1歳児のときは入眠に時間がかかっていたが2歳児になってからは、側についているとすぐに入眠するようになった。

 

【遊び】

・車で遊ぶことが好き。特定の友達と遊んでいることが多いが、側に来た友達とは一緒に遊び仲よく過ごしている。貸し借りなどでトラブルになることもあるが、相手に手を出したりということはほとんどない。

・友達や、大人の会話をよく聞いておりどんな話にも入ってくることが多い。

・保育士の言っていることの理解はできている。話を聞くときにに身を乗り出したり、絵本をよんでいる時に場所を何度も変えたりと、落ち着いて話を聞いていることが少ない。

・思い通りにならない時、不安に感じることがある時など口に指を入れたり、Tシャツの衿や服の袖を噛むことがある。

・制作活動をしていても隣の友達のやってることが気になり集中できないことがある。

 

【その他】

・肘内障になりやすい

 

保育園の先生てこんなに色々見て大変だわ、というのが普通に感想でした。

ちなみに2か月たった3歳の今の大きな変化としては、「スシロー君、トイレ立ってしていますよ」でした。どこで覚えたのかしら…(しかし間隔短いからといまだオムツとれず)

 

そして、1か月後の面談で、おそらく発達を確認するブロックやカードを使うテストをしたあと(こういうテストは知育に力入れてる保育園だから、多分本人的には得意と思われる)この紙を見て、私が気になる太字にした部分をいつもの臨床発達心理士さんは

 

お母さん、これ読んだ限りではやはり、今すぐどうこうという必要性はないと思います。そうだなー、次3才ですよね。言葉と違って動きって尺度がはっきりしていないんで難しいというのもありますが、理解力やコミュニケーションは問題ないので年齢的なものかなという気がします。これが5歳になっても同じなら、はっきりと医療機関紹介するんですが…

 

そのころのスシローは部屋を走り回っていました。

 

お母さん、何が今一番困っていますか?

 

一番…そう言われると困るんだが

 

「外食できないことです」

 

私の予想では、外食できなくても、そしたら家で食べればいいんじゃないですか、とか代替手段があることなので、そんな困っていないんですね、ととられて返ってくると思いました。多分スシローの人生においてあんまり重要度が低そうなので。そしたら

 

それは、困りましたね!いや、外食できないのは本当困りますよね。

 

めっちゃ深刻そうに言われました。

育児ブログをやってて食については、すごく書きづらいんですがw

 

「大好きなマックを食べている間はフードコートなら座ってられるんですが」

 

マック食べてるときおとなしいから、私がフードコートの他のもの食べてくて、食べたい言う子供にハッピーセット与えてますわ。

 

外食できないとは立ったり座ったりを繰り返すとかですか?

「前ファミレス行ったときは、席をおりて店内を移動して、他のお客さんのところに話しかけに行ったりとか、とにかくじっとしていられないんです。」

それは困りましたね…。

 

外食できない、は発達においてすごく重要なポイントだったのか…

 

お母さんは、医療機関ではっきりと診断確定させたいですか?一応3歳になれば診断はできるということになっています。それともそこまでは…と思っていますか?

「はい。そこまではと思っています。」

「スシロー君に関しては、正直今すぐ私も医療機関を紹介するような状態とも考えていないですが、でも100%違うとも言い切れないと思います。」

 

言い切れないのかー

 

それならば、そういった支援サービスを受けられる環境なら受けたほうがいいと私は思います。今回の面談の結果を私の方でまとめて担当部署に回すのですが、それが結構今回の判断に重要なので、今回支援を受けられると思います。そうしましたら、医療機関の紹介は希望されないということなので、教育相談を予約してください。そして予約したら役所に予約日を伝えてください。次は3歳検診があると思いますが、まあここで面談しているので、個別の相談は今回はいいですね。

 

そうして面談は終了しました。

教育相談を近くの公立幼稚園に電話ですませ、役所にこれまた1か月後の予約日を伝えるて、その1週間後

 

「障がい者通所支援受給者証を出せることになりました。日付は8月にしたほうがよいですか?」

 

予約しただけでよくて、実際のそこの相談結果はどうでもよかったみたいです。キャンセルする人とかいるんじゃ(いないか)

ちなみにこの日付を聞かれたのは1年更新なので、施設を利用したい日にちに合わせてくれるようでした。柔軟なお役所。

 

「利用される施設は、この前保育園で紹介してもらえるとおっしゃっていましたよね。そうしましたら、受給者証をもっていることを伝えて、そちらの施設との間で契約を結べば利用できますので」

 

わかりました。これでやっと行けるのかと連絡帳に受給者証がもらえることが決定しました、と書いた次の日、久しぶりに園長に話しかけられました。

 

「お母さん、実は考え方の違いがあったので提携はやめて、うちの2階で臨床発達心理士と言語聴覚士の先生をいれてそういったスペースを作るって話になったんですよ。これならうちだけですべて完結できますしね。提携は8月で終わって、うちだけではじめるのは9月からの予定なんですけど」

 

えっ

 

そして、園長と話したことを知らない担任の先生からも話しかけられました。

 

「お母さんごめんなさい。ちょっと提携していた施設と園長の気持ちとお互い違ったみたいで提携の話がなくなったんですね…せっかく受給者証までとっていただいたのに」

「さっき園長と話したら、9月からうちでやるみたいな話をしていましたよ」

「えっ、9月ですか?」

 

えっ

 

おそらくこの話9月からは間に合わないであろう(その時点で8月入ったとこでした)。

せっかく苦労してもらったから自分で探すか…

 

また続きます。