そうかもう君はいないのか | 断酒てへ日常

断酒てへ日常

断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 酒は止まっているけど、タバコは止めれない私です。一日に何度か必ず、タバコとライターを探していたりします。

 シルバーで仕事をしているときに、ライターを貸したのですが、ジェットライターなので、その人は使い慣れないようでちょっと戸惑っていました。

 家に帰ってから、タバコに火をつけたときに、ジェットライターからふと思い出したことがあります。

 

 病院で入院期間が重なったっていた人がいます。退院後もそれぞれの断酒会に入会し、日々の例会や研修会でしばしば会う間柄でした。お互いにスクータで例会に出かけていて、スクータについて雑談することもままありました。

私「風防をつけたよ。咥えタバコでも走れて具合がいい」

彼「ジェットライターを使えば走りながら火も点けれるよ」

そんな会話がありました。それから私はジェットライターを使うようになったのです。

 

 私はあまり人と気を許せる間柄になろうとしないのですが、彼とは気を許せる間柄だったと思います。断酒仲間と言うのは体験談で、自分の内面や恥とかを語り合っているし、お互いにアルコール依存症と言う共通の負い目を持っているという事で、気安い仲になりやすいのです。その中でも病院入院中からの中という事がありました。

 入院仲間で断酒会に入った人は知っている限りでは10人いました。しかし再飲酒して断酒会を退会し行方不明になったり、亡くなったりだんだん疎遠になって行ったりという事で、7年も経つと、普通に音信があるのは彼一人になってしまいました。

 

 その彼も、7年の断酒継続の後に長年の大量飲酒が原因の病で亡くなってしまいました。今年の初めの事でした。

 

 断酒仲間と言うのは、心を許せる人たちなのですが、死や病気、再飲酒などで疎遠になる機会もまた多い間柄なのです。

 


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