戦争を知らない子供たち。
過去の過ちを風化させないために経験された方々は語り部となり、伝えていく。
それは大切なことだと思う。そして自分も大切だと思っていた。
でも、最近少し考えが変わってきた。
知らないなら知らないままでいいのではないかと。
陰と陽、善と悪。光と闇。
闇があるから光の意味を知るのだと思う。
光だけでは闇の意味がわからない。
でも、平和なことだけを知っている世界に生きていれば、
戦争という闇をあえて知らなければ、そういうことを起こそうという思いは生まれてこないのではないかと。
もちろん、時には闇は必要なことかもしれないが、それはたくさんの命を奪う戦争である必要はないと思う。
いまだ世界中で争いが絶えず、それを支援する国もあり。
同じ国の中での争いもある。
経験者たちが自分たちの経験を風化させたくないという思いが心に痛い。
実際に、自分もその経験を聞いたこともあるので。
それでも平和しかしらないということが何よりの平和であると信じたい。
明日は東日本大震災から13年目。
戦争とは違うが、やはり風化させてはならない記憶なのだろう。
でもいつ起きるかわからないという不安だけを大きくさせないように。
そして自然災害の一端は時に人自身が関わっているということも忘れないように。
今生きているということに感謝をしながら明日は世界中の平和を願いたい。
そして今日の新月にそれを誓いたい。