オクシタニー地方

タルン県 Lautrec(ロートレック)

 

こんにちは!木蓮です。

とうとう季節は2月へ……。

いよいよミモザシーズンが本格的に始まっていて、多くの南仏の方たちがミモザの写真をアップなさっているのを見てワクワクしています。(メルマガ配信しました)

 

オーヴェルニュはただいまスノードロップが満開。

明日にでも写真を撮りに行ってこようかな~と考えています。(天気がよければですが)

 

 

 

 

さて、今日は先日ご紹介したトゥールーズから車で約1時間、アルビの真下に下ること約30分ほどのところにある小さな村「ロートレック」のお話を書きましょう。

 

 

 

 

まだ1月の初旬、霜が降りた幻想的な景色の中、車はひたすら西へ。

 

 

 

 

 

 

到着する頃にはすっかり青空になり、見事に全景を撮ろうとしたら逆光(笑)

 

 

 

 

それにしても、今年は暖冬なので、真冬とは思えないほど緑が綺麗でした。

 

 

 

 

この村に入ってすぐ気になったのが、なぜか扉に飾られた麦の穂たち。

 

 

 

 

 

よくよく見てみると、番地の標識も麦が使われていたり……。

 

 

 

 

村の中心部にある広場の中央部分にもよくよく見れば、麦が掲げられています。

 

 

 

 

この日は村の観光局が開いていなかったため質問できなかったのですが、一枚目の写真のように実は風車によって小麦を挽いていた村で、こんな写真も見つけたのです。

 

 

 

 

1910年のパン屋さんの写真。

きっと小麦がたくさん採れた場所でもあるんでしょうね。

 

そして、ロートレックといえば、なんといっても「Fête de l'Ail Rose de Lautrec」

ピンクニンニクの生産地として有名なのです。

今年2020年は8月7日、8日にニンニク祭りが開催されるようです。

 

 

 

 

そして、Facebookでご紹介しましたが、フランスのエピファニー(公現祭)では、日本でも有名になった「ガレット・デ・ロワ」を食べます。私の住むオーヴェルニュ地方も、パリと同じくガレット・デ・ロワが主流。
 
しかし、メルマガに詳しく書いたことがありますが、プロヴァンスやペリゴール地方では(基本ロワール川より南の地方と言われています)、ブリオッシュ生地のガトー・デ・ロワ(ブリオッシュ・デ・ロワともよくいわれます)をよく見かけます。

 

 


 


あまりにたくさんの人たちがパン屋さんから出ていくので、なんだろうとガラス越しにのぞき込むとなんとガトー・デ・ロワーを買い込む人たちでいっぱい。それも1個や2個じゃなく4個以上抱えている人まで。

ちょっと美味しそうだったので、つられてお店に入り質問してみると、この地方ではガトー・デ・ロワのほうが好まれるのだそうです。
 
1つ買って食べてみましたが、味の特徴としてブリオッシュ生地にEau de fleur d'oranger (オレンジ花水)を入れているので、口の中で華やかな香りを放ちます。プロヴァンスだともっと豪華にドライフルーツを飾りつけているイメージですが、こちらはいたってシンプル。

 

 

 

 

1月なので花は咲いていませんが、さてもう少し村の中を歩いてみましょう。

ここで、私はとても素敵なものに出逢いましたので次回にまたレポートします。