シルバーウィーク、三連休、ばーばはショートでした。
昨日、ショートの施設に迎えに行くと、あまり見かけない職員の方がいらっしゃいました。
連絡ノートに、夜間の尿失禁の対処法に悩んでることを書いたのですが、やはり、ショートでも家と同じ状態だったそうです。
夜間は、起き上がってトイレに行くことも出来ず、ポータブルでの排泄もままならず、ベッドの上でパッドやリハパンを替えるので、シーツが尿汚染してしまう状態。
「夜間は巻きオムツにした方がいいんでしょうか?」
と私が聞くと
「お母様は、これだけしっかりなさっているので、巻きオムツは難しいと思います。」
「おそらく、汚れたらご自分で外してしまわれると思います。」
やっぱりね。
ケアマネさんに相談した時も、同じ答えだった。
私も、そう思う。
『これだけしっかりなさっているので』
これ、決して褒め言葉じゃありません。
ケアがしにくい要介護者だということです。
もっと認知が進んでいたら、手足の自由がきかなくなっていたら、その方がケアはしやすいかもしれません。
パッドが濡れたら気持ち悪い。
自分で勝手に替える。
男の職員さんがトイレ介助をしようとしたら、
「あんたにはやってもらいたない。」
と、手をピシャリ。
「女の人呼んで。」
私が迎えに行った時も
「もう9時過ぎたで、もうすぐ娘が迎えに来るからトイレには行かん。」
「ここで座って待っとる。」
と、言っていたそう。
自分の意思をはっきり伝えることができるうちは、介護者主導のケアはできないので、難しいですね。
その職員さんも、義母様を介護されていたそうで、失禁は無かったものの、10分毎にトイレ介助に呼ばれていたそうです。
私は、それが嫌で、やりたい放題にさせているのですが。
「本当に、どうしたらいいんでしょうね。」
と、溜め息混じりに私が言うと、
「ご本人様には申し訳ないですが、もっとショートを利用してくださいね。」
「ショートなら、シーツの洗濯だって私たちがやりますから。」
その場で、泣きそうになりました。
こんなに優しい言葉をかけてもらったことなんて、今までなかった。
糖尿病が悪化したことで、薬の変更に病院に行った時も
「娘さんが食事の面倒見てるのに、どうしてこんなに値が悪くなるんだろうね。」
って、看護師さんに言われたし。
全部、責任は、私。
全部、悪いのは、私。
娘が同居で世話してるのに、なぜ?って。
責められるばかり。
「来月、海外に行くので一週間お世話になります。」
と言うと、
「どうぞ行ってきてください。どんどんショートに預けて旅行してくださいね。」
「そうでもしないと、娘さんの方が倒れちゃいますよ。」
こんなふうに、介護している側をねぎらってくれ、理解してくれ、一番言って欲しい言葉をかけてくれる職員さんに、初めて出会いました。
めちゃくちゃ嬉しかったです。
実際のばーばを見て、その本質を見抜き、世話が大変しづらい要介護者だと理解してくれ、日々世話をしている私を気遣ってくれました。
出会いって不思議ですね。
そして、よく分かりました。
私がして欲しいことは、理解して欲しいんだってことが。
来月は、安心してタイに行ってこれそうです。