カテゴリ:時間考察
時間の陥穽228
「無」として或いは「虚空間」に生じる宇宙の卵、最先端の現代物理科学を似ってしても、量子力学と量子場理論の量子論は、何ら「無」から生じる宇宙の卵の発生を、論理的に認識できるように解明したのかと云えば、豈図らんや、かえって多くの難題を抱えることになります。先ずは「無」の概念の再構築です。時空間上のグラフの原点ゼロは「無」ではなく「有」です。「無」は図式化不可能な幾何学では顕れない「何ものでも無い」.而も「虚」から宇宙が生じないならば、「無」は何らかの生成作用を持つものである筈です。量子論の弱点は機能法にあります。物理科学的に結果から原因に遡及することからくる限界です。逆に、「無」から生じる「有」を他者に求めれば世界の根元に「無」は無く「無」を「有」化する何ものかの介在が予想されます。量子論の弱みは結果論からの理論的解釈にあります。言い換えれば「無」から生じた「宇宙」は「無」の背後の「夢」、此の世界の異相の「存在」の「夢」、自らが認識しない存在、自らが意識しない存在、自らが意思しない存在に覆われているのかも知れません。 哲学・思想ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年08月03日 06時19分15秒
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