ちょっと待った!これが決定版か?リベット表現!! | 美軌模型店の待合室

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一緒に工作を楽しみましょう!(^^)/

皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

 

あはは。

昨日すっかりシメるような言葉を残しましたが

 

実は、行きつけのスーパーに行く途中に

わりと大きな手芸用品店がありましてね。

信号待ちをしている時に、ふと思ったのです。

 

もっと細い針が

世の中に存在するのではないか??

 

信号待ちの間に

にわかに思い立って立ち寄った結果・・・

 

ありました!

「アップリケ針」なのだそうです。

なるほど、薄手の生地にも

極力ダメージを与えず、細かく縫える極細の針。

その細さ、なんと0.46mmと記載がありました。

 

値段は10本入りで400円ほど。

いつも使い捨てている百均の針より

何倍も高い高級品ですが

品質が同じなわけは無いだろうと信じて

即買いしました。

 

針先いろいろの図。

種類の違うものを並べても意味があるのか

手芸畑の方がご覧になったら

失笑されそうですけど(笑)

 

左が今回買ったアップリケ用、

真ん中がまあ普通より少し太い縫い針、

そして先端を砥石で尖らせた画鋲です。

百均のセットにも絹用か何かで

細いものが含まれていたかと思いますが、

それよりもかなり細く感じられます。

 

さて作業です。

今回はさらに、

均一に押し出すための対策をちょっと考えてみました。

 

昨日までの方法ですと

押し出しをシャープにするために

硬めのポリプロピレン板を敷いて作りましたが

それでもやはり、

ある程度は針がPPに食い込む分

全部均等に押すのはそれなりに気を遣います。

 

そこで、土台を

絶対に食い込まない素材にしてはどうか?

ステンレスや工具鋼が該当し、

アルミや真鍮でも効果はあるでしょうけど

一応、工具鋼や硬いステンレスよりは

少し柔らかい理屈ですので、

 

これまた百均にステンレス定規が売ってますから

今回はSUSを使ってみました。

そして、ポイントは

ワークとなる紙と、SUS板の間に

合い紙を挟んで押すことです!

 

これにより、表面から押したときに

柔らかい合い紙の厚さの分だけ

押し出される事になり、

 

その下の金属には

決して針は食い込みませんから

入れる力にほぼ関係なく

押し出し量が均等になるというわけです(^^)

 

昨日の成功事例にならい

薄く片面に瞬間接着剤をしみ込ませた

0.3mmのケント紙で再び作業してみました。

上の細かいものは

合い紙にコピー用紙を使ってみました。

厚さは恐らく0.1mm強くらいだと思います。

 

下の大きい方は

ワークと同じ約0.3mmのケント紙を敷きました。

 

明らかにシャープになりました!(*^^*)

そして、誠に遺憾なことに

0.2mmのケントで作ったサンプルの

写真を撮り忘れてしまったのですが

前回のものと比べて、

0.2mmと0.3mmに作業した時の

出来ばえの差があまりわからなくなったように思います。

 

トミックスのスハ32に定規を当ててみると

リベットのピッチは恐らく0.6mmほど。

 

それくらいのピッチでも充分にイケそうです。

紙の押し出しリベットをルーペで見ると

目視で直径0.2mm程と見受けられます。

 

スケール換算で30mmですから、

ちょっとオーバースケールでしょうけど

Nスケールの模型の表現としては

これくらいでないと見えませんからね。

工作精度の問題とデフォルメの程度が合致し

これはとてもバランスの良い大きさだと思います。

ちなみに厚さ0.3mmケントの合い紙で押した

大きい方のリベットは

出来ばえ0.3mmほど。

16番クラスならスケールで25mmほど。

 

0.2mmの素材だとスケールで16mm程度。

 

まあ、どちらも「2センチくらい」の範疇ですから

ケースバイケースで、好みの表現で、

で良さそうですね(^^)

 

さて、

さらに薄い合い紙を敷いたらどうなるか?

まさか、さらに精密感がアップするのか??

あとから思い付き、

念のため薄いコート紙=チラシでもやってみました。

 

計算通り、

より低くて小さい出っ張りが

出来たといえば、出来ました。

 

ところが、

どアップの写真を撮るにはいいのですが

予想通り、これではちょっと小さすぎますね(^^;

30cmも離れると、視力の衰えた中年には

ほぼ見えないと言っても過言ではありません(笑)

 

というわけで、

ここで私としては結論が出ました!

 

【作り方】

① 素材は0.2mmないし0.3mmのケント紙で、表面のみ薄く瞬間接着剤で硬化処理ののち表面を先にペーパー等で仕上げ

 

② ステンレス板を土台とし、上質紙ないしケント紙を挟んで

 

③ 0.46mm径の「アップリケ針」で押し出し。

 

④ 素材の本硬化はリベット加工後に裏面から瞬間接着剤を流して行う。

 

なお、正確な押し出し位置はフリーハンドないし手書きでのケガキは困難を極めますので、印刷による正確なマーキング推奨、

 

という感じで、

昨日にもまして自由にリベットの

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」や

「::::::::::::::::::::::」を

表現できる自信がつきましたので(笑)

 

これで、

「型紙キット」における

旧形車両の制約がなくなりました!!(*^^*)

 

↑なんだよ宣伝かよ!と笑うなかれ(*^^*)

 

まあ、リベットがあるような車両は

今の予定ではまだまだ先になると思います(^^;

 

客車だけでも星の数ほど種類がありますし

電車も気動車も貨車もありますし

日本のみならず外国形もあるという・・・

 

もっとも、外国といっても2ヶ国しか

私自身の知識もありませんけどね。

まあ、そこにも深い深い魅惑の沼が

待ち構えているわけですよ(笑)

 

さて、獲らぬ、ならぬ

出さぬタヌキの皮算用はこれくらいにして。

 

本当は

リベットの並んだ型紙キットを出す時にでも

タイムリーに話題にするのが

商売人としては正解なんでしょうけど

 

私自身が、このトシになるまで

こんな単純な工法を思いつかなかったですし

ここで引っかかる車両やディテールって

結構あると思うんです。

 

ささやかではありますが、

何かのヒントにでもなれば幸いです(^^)

 

それではリベット編、

ご静聴ありがとうございました。

旧形客車沼、

ともに楽しみましょう(*^^*)

 

今度こそおわり(笑)

 

 

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