近郊電車旧製品ウォッチング、そして・・むふふ。 | 美軌模型店の待合室

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ようこそお越し下さいました!

店主の工作日記や、お客様の作品などを紹介しています。
一緒に工作を楽しみましょう!(^^)/

皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

 

しばらく皆様の作品で

楽しませていただいてしまいましたね。

そして、読者の皆様におかれましても

あのように秀逸な作品がドンと見られた方が

いつまでも進んでいないかのような

ちまちました工作を毎日見せられるより

楽しいのではないかと思ってみたり。

 

まあ、とにもかくにも

作ることそのものが主題のブログですから

そこはご容赦いただくとして

また日常に戻らせていただきます(笑)

 

本来であれば

前回仮完成したキ100に引き続き

再塗装まで済ませたモワ51号を作り

新潟交通の冬編成を完成させるべきなのですが

 

ちょっとだけ、先の予告も兼ねまして

紙工作のお話に逸れさせていただきますね。

 

というわけで・・・

 

客車から始まり

気動車も少しだけ手を染めて(笑)

次に何が来るかといえば

やっぱり電車ですよね!

 

そして、地理的には、全国を見渡して

旧形客車が走らなかった都道府県は無いので

とりあえず客車部門は全国制覇達成。

 

気動車部門のキハ20系はどうでしょうか?

北海道のキハ21と22から数えて

内地向けの20、25、52。

東北、関東、北陸、関東・・・

東京で気動車は穴っぽいけど

八高線を走っていたのでクリア。

 

意外なことに愛知県が縁薄い?

武豊線はどうだったかな、

キハ30系が主役のイメージ・・と思ったら

ギリギリ二俣線が片足踏み入れてましたね!

セーフ!

しかし滋賀県はかなりキワドイ!!

 

とか、色々考えていると楽しいのですが

 

では電車部門では、どの形式群が

最も全国を股にかけたかといえば

 

やっぱり、彼らでしょう!というわけで、

次のテーマは「あの近郊電車」としました!

 

何故、薄く広く、まずは全国制覇

という目標を掲げるのか?

 

私の考えは単純でして、

津々浦々を走った車両をご提案すれば

全国等しく、どなた様にも

「地元」や「思い出の旅先」といった

工作のきっかけになりやすいから、

と思ったからです(^^)

 

さて、お題の近郊電車。

401系に始まったこの車体をもつ電車群は

そのかなりの部分を共通の車体形状をもち

 

111系、113系、そして115系、415系、

401・403系→411・413系、421系、423系・・・

そして投入地域にきめ細かく対応した

星の数ほどの番台区分を考えると

その形式数は膨大な数になるんですけど

 

実は主だった部分の

車体形状や窓配置ははほぼ共通であり、

模型的な視点で言いますと、とにかく

ベースとなる先頭車・中間車を作ってしまえば

あとは窓配置やディテールで作り分けられるんです。

 

なので、冒頭からこの車両を

「近郊形」としか呼んでいませんが

これをどう分類して「型紙キット」の製品化を進めるか

まだはっきりと決めてないんですよね(^^)

寸法合わせ中の秘蔵画像!

とか言っても、

何度もアップしている気がしますけど(笑)。

 

計算を完璧に合わせておけば

まあ大体合うんですけど

コンマ1mm前後の違いは合わないことがあります。

何故なら、素材を曲げる際の基準線は

外周でも内周でもなく、

だいたい素材厚に対して2/3~3/4位の間ですので

さらに緩和曲線的に設計された屋根カーブなどは

いくら計算しても現物合わせは必須なのです。

(ご自身で設計なさる方は、ココがポイント!(^^ゞ

 

私の場合、計算値に対して

0.15mmピッチくらいでオフセットさせたものを用意して

このように実際に接着して

合った寸法を採用する方法をとっています。

 

出来上がったモックアップをノギスで測ると

思惑どおりの車体断面寸法になりました。

窓まわりに違和感を持たれる方も

いらっしゃるかもしれませんね。

実はここにも設計上のポイントがあります。

平面に作図された状態と、

実際に立体化したときでは

見た目の印象が異なることがありますから

予めそのへんを考慮して設計しています。

 

他社製品と並べてみましょう。

ひと世代前のトミックス製品は

思ったよりはるかにファインスケール志向でした。

初代製品においては、24系客車と同様

雨樋位置から屋根カーブを立ち上げるなど

多少アバウトな感じもあったのですが

平成の製品は本当に良く出来ています。

ユニット窓の表現もかなり精巧です。

 

そして、車両棚を見てみたら

こんなものも発掘されました!

もうね、これを格好良くする気持ちになれず

数十年前のボロボロの筆塗りを直して

とりあえず台車を履かせるのが精一杯。

そんなシロモノなのでガラスもありません(笑)

 

当時、トミックスの完成品は

子供の小遣いで完成品を集めるには

少々高く感じたものですから

このGMのキットにチャレンジなさった

同世代諸兄も多かったのではないでしょうか?

 

とはいえ、先陣を切って登場したこの製品は

当時からしてもデフォルメ感が強く、

感じは出ているけどあまり顔が似てないな、

なんて思ってました。

 

さらに、本物のカタチを

良く知ってしまった今となっては

どうもデフォルメは顔だけではないようだ、

という気がしてなりません。

 

紙モックと比べてみました。

側板はこう見えて、それほど

スケールから外れているわけではありませんでした。

 

側板の表現としては、

それぞれの窓の高さの違いをはっきりさせて

変化に富んだ雰囲気を醸し出しているように思います。

二段上昇窓が細く見えるのは、

縦方向のサッシをモールドしているためですね。

これは関水のキハ20と同じで、

時代や技術というより流行の変化と感じます。

 

昭和50年代前後といえば

16番の模型もまだまだ走行重視・雰囲気重視で

今では見られないような

思い切ったデフォルメもありました。

 

その時代の、

さらに小さいNゲージ車両ですから

さもありなん、という感じですね(^^)

まあ、これはこれで、

美人ではないけど可愛らしい、

といったトコでしょうか?

明日は前面を曲げてみます。

 

結局、工作のようで雑談ですね(笑)

ではまた明日。

 

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