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誘いの隙~向かい飛車に▲4八玉、大橋四段対神谷八段戦

2019-01-19a

 1図は第77期順位戦C級2組、大橋貴洸四段対神谷広志八段戦(2019.1.17)の序盤の局面で、大橋四段が△6二玉に▲6八玉と上がったところです。
 細かい形は違いますが、この手は△2四歩の逆襲(▲同歩は△同角が王手で飛車の素抜きを狙われる)があるので悪手であると教わったのですがはたしてどうなるのでしょう。
 神谷八段は52分程考えて△2四歩を決行しました。以下、▲3七桂△2五歩▲同飛△2四角(王手)▲7八玉△3三桂(飛車取り)△8五飛(次に▲8三飛成)で2図となりました。

2019-01-19b

 2図から後手は△7九角成~△2九飛成と銀・角交換の駒損ながら飛車を成り込みました。
 その後、▲8三飛成△8二歩▲8五龍△3二金(▲1五龍~▲2四龍に備える)で3図となりました。

2019-01-19c

 3図から▲1五龍△2二銀▲2四龍(7九角のひも付き)で龍交換を迫り、△1九龍▲2七龍まで35手で投了となり、大橋四段が勝利しました。

2019-01-19d

 ▲4六角~▲2五桂の龍取りが受からないようだ。との解説でした。


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