姥捨山(うばすてやま)伝説は日本の至る所にあり、有名なのは長野や遠野のデンデラ野などがあります。姥捨山は、貧しい寒村などにある掟で、ある年齢に達すると食料難で一家全滅を防ぐ為、老人を山に置き去りにする風習です。一人食い扶持が減る訳ですので、他の家族が永らえる事になります。捨てられた老人達は当然、食べ物もないので、最終的に亡くなります。中には山の食べ物も食べれないように全部の歯を折る場合もあったそうです。映画「楢山節考(ならやまぶしこう)」は、姥捨山伝説が描かれています。地元の方の話では、隣の国の殿様から炭で縄を編めと難題を掛けられ、出来なければ国を滅ぼすと脅された自国の殿様が、見事に難問を解いた村人に褒美を取らせました。殿様は、このアイデアは誰の者かと詰問すると、村人は正直に山に捨てないで家に連れ帰った老母だと答えました。その事から、老人達の知恵は貴重なもので、姥捨てを止めたそうです。因みに隣国の侵略を防いだ炭で縄を編むは、縄を塩水に漬けてから燃やすと出来たそうです。

 「訪問日・2020(令和2)年12月10日(木)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この場所に着くなり、今までの豪雨がピタリと止みました。ここに来いと云う事なのでしょうか、、、?

 

 

 


この場所は、南東北の某炭鉱跡地の場所に、ひっそりとあります。その炭鉱跡地の裏山から地獄沢と呼ばれる明らかに誰も通らない道を進んで往きます。

 

 

※地獄沢(じごくざわ)。名前の由来は個人的見解ですが、領主による理不尽な村人の虐殺や姥捨山があった場合などに命名される場合があります。因みに天下の副将軍・水戸光圀公の水戸藩が、光圀公が藩主になる数十年前に行った農民虐殺の場所も地獄沢(大子町)と呼ばれています。

 

 

 

明らかに誰も通らない道を、何かに招かれるように進みます。

 

 

 

だんだんと近づき、その場所に着くと、何やら、ひんやりと寒気がしてきました、、、。

 

 

 

 


前日、充電したばかりのデジイチのバッテリーが一枚写して作動しなくなりました。予備のバッテリーは車の中でしたが、再度、戻ってから来る気にはなりませんでした。因みにコンデジも、いきなりバッテリーが、あと少しになりましたが、取り敢えず撮影できました。スマホのカメラは存在自体、何故か忘れていました、、、。

 

 

 

 

以前、この捨てられた場所には、明らかに煮炊きをした煤(スス)の跡が岩肌にあったそうです。

 

 

 

 

後ろから何か得体の知れない物が付いてきているような気がしてならず、招かれるように来た事を後悔しました。私に出来る事は理不尽な慣習で亡くなられた方々に合掌して、足早に車に乗り込み、この地を去りました。

 

 

 

 

 

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