“原作のどの場面をやるのか”以外の
一切の情報を仕入れずに観に行きました。
そもそもキャストさんも橋本環奈さん以外存じ上げず……
ほんとすいません……

いや〜、すごかったね……
違和感がなかった。
配役・衣装・演技にパチモン感が一切ない。

私、王騎が出ると知って正直
「王騎（映画版）みたいなのが出てくるんでしょ？」
って思ってました。
しかし大沢たかおさん扮する王騎は（映画版）なんて必要なくて
本当に王騎でした。
あの表情（特に目元！！）と話し方はもう完全に
私の想像してた王騎と一緒だよ……
早く戦ってるところが見たい！！

ちなみに一番最初に王騎が出てきた場面の直後で鶏が鳴いてたのは
王騎を意味する何かだと思ってたのですが一切関係ありませんでした。

長澤まさみさんの楊端和も最高にセクスィー！
足が本当に美しかったです。
あの少数民族服っぽい独特な衣装を、
衣装に着られずに着こなしている長澤まさみさん！！
きっと山の民の長は食っちゃ寝などしないのだろう……！！

キングダムの登場人物ってみんな目が大きいじゃないですか。
だから、実写にしたらどうしても違和感が出るんじゃないかなーとか
思っていたころもありまして……

特に政は結構難しいんじゃないかなと思っていました。
あの凛とした雰囲気は目元が似ないと出せないんじゃないかなと。
が……吉沢亮さん、完全に政……！！
「なんであんなに難しいキャラの役が
　こんなに違和感なく受け入れられるんだろう？」と
自分で自分が不思議なくらいでした。
髪型も衣装も大変似合ってらっしゃったし、セリフも凛としている。
自分のイメージの中の政と違うところがなかったからかもしれません。

山﨑賢人さんの信の喋り方がチンピラっぽくて怖い！
と思う場面が何度もあったのですが(笑)、
言うても信は原作でもたぶん……チンピラ上がりだから……
よく跳んでましたね！ 信は原作でもいつも跳んでいますね！！


これは悪口とかじゃなくて
中国歴史ドラマしか見てこなかったことの副作用なのですが、
中国の歴史ドラマってすぐに
「制作費○百億円！！」とか言いますけど、
本当にそれぐらいかかってるんだな……って。
軍団全員に甲冑とか馬とか用意するのってそりゃ大変ですよね……。

大して映像作品を見ずに生きてきている私ですが、
「見たことある数少ない歴史ドラマ、全部中国制作なんだな……」
と改めて実感した次第です……。


全134分、決して短くない放映時間ですが、
それでもお城での戦いはもっと時間をかけてほしい！
と思うぐらいでした。

そしてラスト、王騎の「童 信」のセリフには原作を思い出して
「ああもう無理いいいいい！！！」って泣きそうになったのですが