さて、参議院の森ゆうこ議員の事件を機にこのことについて書かせていただいています。

 

 国会のことはとやかく言いません。

 

 船橋市議会での通告ならびに質問取りについてです。

 

 基本線は一緒です。ルールに基づいて通告をするのが船橋市議会の本会議における一般質問です。

 

 (一般質問)

 第62条 議員は、市の一般事務について、議長の許可を得て質問することができる。

 2 質問者は、簡明な主意書を作り、議長の定めた期間内にこれを議長に提出しなければならない。

 

 ルールはこれだけです。

 

 それをある議長経験者はまったくもってアホですから、「丁寧にわかりやすくより詳細に書くように」を提案し続けています。これは単に答弁者側を慮っているようにみせかけ、歓心を買い、自分の味方にしようという意図がミエミエなのですが、困ったことに記録に残るシーンで、「議会は出来レースをやっているんだから。」という趣旨の発言を必ずしちゃうのです。

 

 だから、だ・か・ら、有権者から見放されちゃうんですよね。

 

 ミエミエの出来レース。

 

 しかも、質問を答弁する側に書かせている議員が数多くいること。が一つの問題です。

 

 中継や録画をご覧いただくと、原稿を書いてもらったことがわかる議員が多数見受けられます。そもそも、原稿をスムースに読み上げられないのです。本来、自身で質問を組み立てれば、あるいは自分で問題意識を持っていれば、原稿など書くまでもなく、質問なんてできるものです。

 

 それを丸暗記する議員がいると思えば、原稿丸投げで、読む練習さえもしない議員が多数なのです。ですから、読み原稿を読めない議員が多数いるのですぐわかるということです。

 

 ひどい議員になると、質問そのものを答弁側に求める議員もいます。これらのことで市民の皆様はお気づきだと思いますが、何を質問して良いかわからない人が、質問を書いてもらって、答弁してもらうわけです。ということは、質問を深めることはできないし、その趣旨や意図さえもわからないで、中継に映る、録画に残るためにだけ行っていることがよくわかります。もっと言えば、議会が閉会すると皆様の税金で議会だよりが届きますが、そこに名前が載るという「売名」が目的で一般質問をしていると言っても過言ではありません。

 

 従って、そういう議員ばかりですから、答弁側は国会のようにならないのです。完全に答弁側のコントロール下。(笑)。

 

 国会は、NHKの放映が入り、場合によっては全国紙にも掲載され、週刊誌や新聞ネタに相応しいものであると、その事実関係などは関係なく、複数回テレビニュースで流れ、新聞で取り上げられるから、「売名」がものすごく多量に効果的にできることになります。

 

 さらには、極めて瑣末な事案や発言でもなんでもかんでも、メディアはおもしろおかしくできれば、報道する部分が否定できません。ですから、その琴線に触れるという言い方は適切ではありませんが、メディアの貴社の目にとまるべく、メディア受けを狙ったといった方が適切ですかね、の作戦を使うのです。その一つが、答弁に窮する状況を作り出すための通告における嫌がらせがあります。

 

 そういうことがまかり間違っても起こるようなことがないように、細心の注意を払って、完璧な答弁をするべく努力をするのが各府省の職員各位なのです。しかも、下手すりゃ政権を奪われるようなことにさえもつながりかねない。あるいは自分の職場の最高責任者である大臣の進退につながるようなことさえもどこでどういつ起こるかわからないのです。

 

 ですから、できる限りのマイナス要素を排除して本番に臨めるように準備万端整えます。

 

 地方議会はそれがありませんから、同じことをやめて欲しいのです。むしろ本気のガチの勝負をすべきなのです。

 

 真の議会質問をしてもらいたいものです。地方議員の仕事は議会の一般質問の機会に質問をすることではないのです。

 

 本来は、議案に対する質疑で、議案として議会に議決を求められた事件に関して徹底的に質問をし、問題点を指摘しながら、その議決をすべきか否かをしっかり見極める作業をすることにあります。

 

 それは、議案に関して、現地を視察する必要があれば現場に足を運び、周辺に問題がないかを確認をし、関係する市民の方がいれば意見を求めても良いし、議案が提案されたら、その調査等だけで時間はたくさん必要になるはずなのです。

 

 そして、一般質問なんてものは、「議員自身」の「問題意識」なのですから、定例会が始まる前から準備はできるのです。そして、そのことを調査していればよほどのことがない限り、質問すべき事項なんて解決してしまうものなのです。

 

 それを大衆迎合主義者の議員などは、答弁者側の事情を理解しても、理不尽な理由である大衆迎合路線で答弁を求めたり、答弁が思い通りにいかないとわかると、答弁をさせないで「要望」なる言葉を使って、言いっ放しをします。卑怯極まりない手法ですが、それで、選挙まであいまいなまま答えをひっぱり投票行動に結びつけます。住民福祉の増進などどこ吹く風で、確実に票が稼げることに迎合をし、そのような趣旨の発言をするというのが昨今の船橋市議会の傾向です。

 

 さて話が逸れました。

 

 一般質問は議会の華などという方もいますが絶対に違います。内容が濃く、本物の前向きな議論が成立して初めて「華」ですが、そんなことには程遠いものです。

 

 国会も同じだと思います。例えば予算にひっかけてなんでもありみたいになっていて、与党はただただひたすら耐える。ということですが、さて国民だってお見通しで、バカらしくて、生産的ではないやり取りを見ていて、バカらしく「見限っている」こともわからないのでしょうかね。って感じです。

 

 最近も菅原経産大臣のスキャンダラスなネタを見つけてきてやっていましたが、つまらんですね。いつまでたってもそういうことの繰り返し。あるいは、議長の発言が気に入らないって開会時間を遅らせたのもいただけないですしね。

 

 なんともくだらん話だと思いますわ。

 

 また脱線しながらきちゃいました。また続きを書きます。