赤井です。


幼少のころ、ピングーが大好きだった私。(ピングーとは粘土で作った人形を使ったアニメーションで、スイスで制作された。日本では1992年から放送され、現在もキャラクターグッズが展開される人気シリーズである。現在は独自の粘土細工の雰囲気をCG技術で再現し、放送される。)


愛くるしくコミカルな表情を見せるピングーに夢中だった幼少赤井は毎日のようにピングーを観ていた。


ある日、いつもと違うピングーを観た。


「メイキングオブピングー」


ピングーのアニメーションがどのようにして作られているかを解説するというものだった。


子供が見てもあまり興味は湧かないであろう。


しかし、なぜか幼少のころの自分はそれすらも何回も観ていた。


ただピングーが好きだったからか、それともメイキングに対して強く興味関心を持ったからなのか、どうしてかは忘れてしまったがインパクトは間違いなくあった。


どういうものだったか、簡単に説明すると、ただ歩くだけのシーンを撮るのに手足の角度がそれぞれ違う人形をいくつも用意し、それを順番に一コマ一コマ撮影し、パラパラ漫画の要領であたかも歩いているように見せている、といったことを解説していた。


メイキング映像を見た日から、ピングーの見方が少し変わっていた。


どのシーンにもたくさんの人形や小道具を使って撮影しているのだと知ると、どのシーンも大変な手間が掛かっているのだと思うようになり、同時にメイキングで写った小道具や人形を見るとちょっと嬉しくも思った。


そんなアニメーションメイキングの世界を知りながらも、映画やドラマのメイキングに関してはさほど考えたこともなかったのだが、最近劇団真怪魚ではカメラの撮影の仕方、映像の編集の仕方に取り組んでいる。


座長を中心とした、演出担当とシーンに必要な映像を何度も撮影し、場合によっては同じセリフを喋るシーンでもカメラのアングルを変えて様々なパターンで撮影し素材を作っていく過程を体験した。


その時は自分は撮影される側だったので、何度も何度も同じシーン、同じセリフを喋り、「そんなに必要なのだろうか…?」とすら思えるほどに繰り返した。


後日、編集担当した林さんの試作品を観て、撮影した映像が上手く繋がっていてえらい感動した。


まるで映画かドラマだった(当たり前なんだが…)


そんなに撮る必要があるだろうかと思った映像でも使い方次第ではそのシーンを強調できるパーツになったり、見所になるシーンの前に別の視点の映像を挟むことで緩急をつけたりと、撮影した映像も使い方次第ではどれも効果的になるのだと始めて分かった。


そうした撮影の過程を知ると、映画なども見方に変化が訪れる。


考えてもみれば映画やドラマは同じシーンでも視点が何度も変わることは珍しいことではない。


しかし、前述したピングーのメイキングでもそうだが、撮影の裏を知らなければ、なぜカメラアングルを変えたのかなど、考える暇もなく映像は流れていってしまう。


もちろん、興味がなければ何も考えず作品を楽しめば良いし、邪推となって作品が楽しめなければ何も意味は無い。


しかし、現在取り組んでいる、撮影と編集を行うにあたってはそうした観点で映像作品を観ることが必要なのだと改めて思った。


自分が幼少のころ感動したピングーのメイキングのように、今度は自らがメイキングの立場になっている。


撮影している映像自体は短いものだが、それでも観た人が見応えを感じ、面白いと思ってもらえるような作品を作れるよう、勉強していきたいと思う。



ピングー(赤井画)

 
〜【特番】〜
劇団真怪魚の座長 真崎明がJ:COMテレビ番組『調布人図鑑』(様々な分野で活躍する調布人の紹介)で石原プロモーション 金児憲史さんと対談しました。どうぞご覧ください。





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過去の公演
『短編劇&スクリーン上映』
銀サギ特別編
〜つつじヶ丘児童館ホール〜


2019年9月22日
☆終了 満員御礼☆

 

[キャスト]

 

★短編劇:
藤坂みのる    竜ノ宮いか    ねこまたぐりん    真崎明

★映像:
河辺林太郎 赤井ちあき 星ワタル 竜宮いか ねこまたぐりん 真崎明
 
【公演会場】
調布市つつじヶ丘児童館ホール
 
 
 
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