マッドペッパーマグナム | Walk on wateR@琵琶湖でバス釣り

マッドペッパーマグナム

時々こんなことを思います。

 

「あー今のタックルで30年前のフィールドに戻れたらどんなに釣れるんだろうなぁ・・・」

 

でもそれと同時にこのルアーが30年近く前にリリースされていることを思い出し現実に引き戻されます。

 

 

マッドペッパーマグナム。

 

言わずと知れた国産ディープクランクの元祖にして至高。

 

よく「パクった」だの「パクられた」だのいろんなメーカーの人が言ったりディスったりしてますけど、

 

「そんなん言い出したら国産のクランクなんて全部マッドペッパーマグナムとファットペッパーのパクりですやんwwwwww」

 

って言いたくなります。

 

マッペ&ファッペと別の基軸でクランクベイト作ってるのって田辺プロのショットシリーズだけだと思います。

 

マッドペッパーマグナムは秋のターンオーバーのディープで本当によく釣れます。

 

 

いわゆるリアクションバイトってやつですね。

田辺プロが言うところの「リフレクションビヘイバー」です。

 

まあこのルアーはディープクランクだとは思わず、シャッドだと思って水深が深いところでシャッドの使い方をすればいいだけです。

 

よくドヤ顔で「マッドペッパーマグナムはクランクじゃなくてシャッドだよ」と言ってる人がいますが、

 

「そもそもマッドペッパーシリーズというシャッドルアーがあって、その派生としてのマッドペッパーマグナムですから」とお伝えしたいです。

・マッドペッパー

・マッドペッパーJr

・マッドペッパーサスペンド

といったシャッドのシリーズがあってそこからしっかり潜るモデルとしてマッドペッパーマグナムができたのです。

 

結局マッドペッパーマグナムだけが生き残ってるのでこのルアーをクランクベイトだと思ってしまうのですが、そもそもシャッドです。

だからサスペンドチューンとかしてもめっちゃ面白いわけです。

 

2019年に発表されたカルカッタコンクエストDC200にマグナムドライバーというハードウェアに30年近く前のマッドペッパーマグナムというソフトを乗せて50アップを仕留めたときはちょとノスタルジックな思いになりましたね。

 

あ、コンクエストDC200はめちゃくちゃいいですよ。

ノントラブルだしトルクフルだし。

マグナムクランクとかディープクランクがサクサク巻けます。

 

でもあれかな、そういう抵抗の大きなルアーをやらない人には理解できないリールだと思います。

「なんでギア比4.7やねん」

とか

「なんでスプール小さくなってるねん」

とか

「ハイギア出せよ」

とかいう意見が出るのはよくわかります。

 

このリールはマグナムクランクとかビッグスピナーベイトとか、そういうのをビッグレイクでぶん投げて巻き続けるときに真価を発揮します。

でもその代わり池とかで潰しのきくリールではないです。

もう少し軽いルアーをテクニカルにやりたい人はたぶん来年100番台とかハイギアが出るからそちらを買えばいいのではないでしょうか?

 

でも丸型リールの一番のメリットってデカいギアを積んでトルク出せることなので、小型化するとあんまり意味がないし、そのレベルのリールなら別にコンクエストじゃなくてもバンタムでもアンタレスでも良いんじゃないのって思ってしまいますね。

 

まあ所有感というか手にする喜びはものすごくありますけどね。

昔のABUの4600みたいな感じで愛着が沸くリールです。