絵画芸術シンポジウム 「煙台職業学院 中日国際書画学術セミナー」(後編) | 後藤 仁(GOTO JIN)の日本画・絵本便り

後藤 仁(GOTO JIN)の日本画・絵本便り

後藤仁ブログ2~絵師(日本画家・絵本画家、天井画・金唐革紙)後藤仁の日本画・絵本・展覧会便り。東京藝大日本画卒,後藤純男門下。「アジア/日本の美人画」をテーマに描く。東京藝大,東京造形大講師。金唐革紙製作技術保持。日本美術家連盟,絵本学会,日中文化交流協会会員。

絵画芸術シンポジウム 

 「中日国際書画学術研討会/煙台市社区教育指導服務中心書画院、煙台職業学院 書画芸術研究院 掲牌儀式、中日書画交流・展覧会」 

 

 2019年4月13日(土)  8:30~ 

 

烟台职业学院(煙台職業学院) 公式サイト - 首页 

 http://www.ytvc.com.cn/web/18501/index 

烟台职业学院(煙台職業学院) - 百度百科 

 https://baike.baidu.com/item/烟台职业学院 

 

 煙台職業学院〔大学〕(中華人民共和国 山東省煙台市)での絵画芸術シンポジウム「中日国際書画学術研討会/煙台市社区教育指導服務中心書画院、煙台職業学院 書画芸術研究院 掲牌儀式、中日書画交流・展覧会」にご招待いただいたので、私もはるばる中国へ赴き参加しました。 

 

           * 

 

 (前編からの続き)・・・・2019年4月13日(土)、盛大なオープニングセレモニーと展覧会・筆会が終わると、一通りのシンポジウム・セミナーは終了したようです。その後、煙台職業学院責任者・関係者の主催による豪勢な昼食会に、他の招待作家とともによばれました。円卓を囲んで、煙台職業学院の責任者のお話等を聞きながら、山東省の海の幸・山の幸に舌鼓を打ちました。 

 宿泊施設は煙台職業学院にお任せしてありましたが、煙台市で一番上等そうな五つ星ホテルの「金海湾酒店」という高級ホテルでした。老舗ホテルらしく外観やロビーはとても立派です。昨日からほぼ寝ていないので、とても眠たかったのですが、部屋で30分ばかり寝ころんだだけで、寝る時間はありません。この後、夕食会にもよばれていたのです。 

 夕方6時頃、ロビーに10名程集合して、車で移動して、煙台市繁華街の豪華な中華レストランに着きました。カラオケ付きの部屋を貸切って、またまた豪勢な山海の幸をいただきました。食事はどれも美味しくて、煙台市は中国屈指のブランデーとワインの産地という事で、かなりきついブランデーをチビチビいただきました。中国の方はモンゴルやチベットの雄大な歌を上手く歌われるので、私も日本の歌を数曲歌いました。私は普段、実に質素な生活をしている清貧画家なので、あまり贅沢をすると罰が当たりそうですね・・・。ただ、今日ははるばる日本からの賓客としてもてなされているので、喜んでお受けいたします。 

 

 夜9時過ぎにホテルに戻り、日展所属書家・吉澤大淳先生や中国の作家達と別れると、日本画家の伊東正次さんと私の部屋で2人、絵画・日本画談義を続けました。私はほろ酔いの中で、宮崎 駿さんのアニメ「未来少年コナン」と絵物語「シュナの旅」がいかにすごいかを得得と語っていたかと思います~。しかし、伊東正次さんとは近年、グループ展等でお世話になる事が度々あるのですが、なかなか面白くて行動力・画力のある日本画家で、このような方とも久しぶりにお会いしましたね~。夜もふけ12時になったので、伊東さんも部屋に帰り、普段はアルコールが入ると寝られなくなりがちな私でしたが、さすがに睡眠不足もあり、シャワーを浴び、ベッドに入ると、すぐに眠りに落ちていきました・・・・。 

 

2019年4月14日(日) 

 本当は少なくとも1週間位は山東省(泰山や孔子廟でも有名です)に滞在してスケッチをしたいのですが、明日は日本画講座の講師の仕事があるので、残念ながら日本に帰らなくてはなりません。 

 朝食はホテルのビュッフェですが、今まで中国で食べた朝食ビュッフェの中では一番豪勢で美味しい料理でした。チェックアウトを済ますと、時間がありませんがホテルの外へ出てみました。黄海に臨む海岸線には洋館が建ち並び、日本の横浜の海岸を10倍位にスケールを大きくしたような感じで、おしゃれで素敵です。時間さえあれば、散策してスケッチしてみたかったです。 

 車に乗り込み、煙台蓬莱国際空港まで送ってもらいました。伊東さん他、まだ明日まで残る人は、ここで別れて、蓬莱を観光するそうです。私も行きたかったな~。 

 

煙台市内の豪華な中華レストランで、煙台職業学院関係者・日中作家と夕食&カラオケ会  山東省の海の幸はどれも美味~ ( ^^) _U 

 

煙台屈指の五つ星ホテル「金海湾酒店」の豪華な部屋  部屋からも少しだけ黄海が臨めます。 

 

「金海湾酒店」 朝食ビュッフェ  どれも美味しいな~ (^_-)-☆  

 

「金海湾酒店」 外観 

 

ホテル近くにて、黄海の海岸線  どこかヨーロッパの海岸のようで、中国でないみたい・・・。 

 

 煙台蓬莱国際空港 11:15発 (CA 1546) → 北京首都国際空港 12:35着 

 

 北京首都国際空港 15:40発 (CA 421) → 羽田空港 20:00着   

 

  ほぼ定刻通りの快適なフライトでした。 

 

 中国煙台市の絵画芸術シンポジウム参加は、とんぼ返りのせわしない旅でしたが、とても有意義で面白い旅になりました。また、改めて中国の経済力のめざましい発展と、文化・芸術に対する資金の投下と力の入れようをまざまざと感じる旅となりました。日本も、伝統文化芸術を振興する政治経済界の手立てをもっともっと考えていただかないといけない事や、私達、若手中堅作家のさらなる踏ん張りも必要だなと再認識しました。 

 このような世界各国との文化美術交流を通して、世界中の人と人との平和な関わりがますます進展する事を願っております。また、来年も煙台市に行けるといいですね~~。 

 

  絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁