昨日は、キックボクシングのREBELSを観戦しに後楽園ホールへ。
練習でお世話になっているPHOENIX GYMの雅駿介選手の応援にきました。
既に他団体で2本のベルトを巻く雅選手ですが、今回は"超攻撃型ムエタイ"スアレック・ルークカムイ選手を相手にREBELS MUAY-THAI暫定王座決定戦に挑みます。
最近、熱心にカーフキックを練習する姿を見聞きしている雅選手。
カーフキックとは、膝から下、脛の横を蹴る技です。蹴った箇所の筋肉が小さいせいか、太腿を蹴る普通のローキックよりも効き始めるのが早いと言われています。
7月に私が高橋遼伍選手に蹴り倒されたやつです。。。
MMAではすでにお馴染みとなっている技術ですが、キックボクシングではまだほとんど使う選手がいません。
元々、ローキックのカットをあまりしない選手が多いMMAだから使える技術という見解もありましたが、シュートボクシングの海人選手が有効活用したことから、キックボクシング界でもカーフキックが流行り始めるんじゃないか?という意見もあります。
そんな時代の最先端(?)を一早く取り入れようという雅選手の新必殺技が、強豪スアレック選手に果たして通用するのか?
それが気になって、気になって、気になった上に漫画「ザ・ファブル」に夢中になって、夜も眠れなくなりそうだったので、その勇姿を目に焼き付けにきた次第です。
前半、剛腕を振うスアレック選手に対し、上手く距離をとりながら上下左右に攻撃を散らして戦う雅選手。
2R終盤あたりから、雅選手のカーフキックが良いタイミングで決まりだし、スアレック選手の脛の横顔は真っ赤になり、ポッコリと不自然な腫れ方をします。
間違いなく痛いはずですが、そこは強豪ムエタイファイターの意地なのか、特に足を引き摺る様子のないスアレック選手。
徐々にプレッシャーを強めて前進し、最終5Rにパンチで雅選手からダウンを奪います。
雅選手も最後は、ダウンを取り返そうと熱い打ち合いに。そのまま試合終了し、判定3-0でスアレック選手が暫定王者を戴冠しました。
残念でしたが、メインマッチにふさわしい、めちゃくちゃ面白い試合でした。
雅選手、お疲れ様でした!
アリーヴェデルチ!