SUGIZO@SUGIZOofficialMy Favorite Things.
2020/01/21 04:55:23
可淡人形。
京都大原 人形博物館 #マリアの心臓 2020 NEW YEAR EXHIBITION†JUPITER†へ。
あまりに美しい闇。それは自分が育った故郷のような愛おしい世界。
没… https://t.co/6lSUiuuILR
先日の朝、わたしはSUGIZOさんのInstagramとツイートを見て、心が震えるような経験をしました。
“KATAN DOLL”「可淡人形」。
それは、遥か昔の、わたしの記憶の中に眠っていた言葉でした。
中学生の頃、「カタンドール」が天野可淡という人形作家の作品の総称であること、その人形たちが、球体関節人形と呼ばれることなど、何も知らずに、ただ「カタンドール」「カタンドール」と言って人形の世界に惹かれていた時期がありました。
人形の怪しくも美しい世界に取り込まれ、別の人形作家ですが、四谷シモンの人形展へ足を運んだこともありました。
人形の怪しくも美しい世界に取り込まれ、別の人形作家ですが、四谷シモンの人形展へ足を運んだこともありました。
その記憶は、しかし、時間の流れとともに胸の奥深くに沈んでしまい、永いことわたしの生活とは無縁であったのです。
初めにSUGIZOさんのInstagramを見たときも、一瞬ピンと来ずに、「何だこれは?」と思ったほどです。
けれど、そこに書かれた“KATAN DOLL”の響きが、「え、何?知ってる!」とわたしの中の何かを揺り動かしました。
ビビビッと、心の芯をつんざく何か。
「そうだ!人形だ!!」
心の奥底に押し込められていた気憶が、一気によみがえりました。
これは、ひとつの「事件」でした。
失われていた記憶と、人形たち。
わたしは再び、カタンドールの世界に惹かれ始めています。
単に、人形を見たいとかそんな気持ちではないのです。
自分のルーツと再会する旅です。
何故、こんなに永いこと「カタンドール」の響きさえ忘れていたのかわかりません。
けれど、この言葉に出逢ったとき、身体中の細胞が泡立つような、ウワッという感覚が走った。
忘れていて、ごめんね。
わたしは人形たちに語りかけていました。
SUGIZOさんには、本当に本当に感謝です。
SUGIZOさんの趣味もときどきよくわからないものかありますが(笑)、同じ世界に惹かれる感性があること、うれしいです。
可淡人形。
そして四谷シモンの人形たち。
どこかでまた、逢えるかな。