11月20日の朝08:30に届いてから、何度も何度もこの写真集を見返しています。

最初、幾重にも重なったダンボール箱を開けるときは、ずいぶん大袈裟な梱包だな~と思いました。
しかし中身を見てみて納得した───本当に、豪華でありながら静謐な、美術書みたい。
1ページごとにピーンと張りつめる美しさに、息を飲みました。
苦しくて、呼吸ができない。

圧倒される、としか言いようがなかったです。

写っているのは、この世のものとは思えない何か。
『XY』のYOSHIKIは、ときに若々しいアポロン神のようであり、ときに可憐な妖精のようであり、そしてときには妖艶な小悪魔のようであり……。

ページをめくるごとに、彼は違う表情を見せます。
いや、魅せる、のです。

わたしは本を閉じたときにやっと、ふーっと息を吐き、それまでどんなに肩に力が入っていたのかに気付きます。


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YOSHIKIの言っていた、「血の滲むような努力」という言葉が頭をよぎりました。
その日々の「努力」が結実して、今まさにここにあるのだと、まざまざと実感しました。

凄い人だと、改めて思いました。

「血の滲むような努力」という言葉は、決してオーバーではない。


28年前の『NUDE』とは、全く異なる姿。
あの頃あって、今は失われているものも、確かにあるのだろうと思います。
だけど、『NUDE』と『XY』を見比べたとき、『XY』の方が劣っている点はひとつもないと、わたしは感じます。

定価が1万円と、わたしにとって安くはない買い物でしたが、宝石のような、大切な写真集になりました。

ちなみにメイキングのDVDは怖くて観れていません笑。
観なきゃね。


まだ、写真集に目を通していない方もいらっしゃるようなので、写真は内箱と最初のページのものだけにしておきますね。

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