【意見募集】カントウタンポポは本当に減っているのか? | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

この記録は、すべて昨日土曜日に自宅周辺で撮影したものです。

埼玉県では外出自粛要請が出ている中ということもありましたが、

マスク着用かつ「密」な環境を避けるという細心の注意を払った上で

買い物ついでに自宅周辺を散歩したという形です。

 

さて、自宅周辺すなわち戸田市内を歩いていて一つ気になったのが

在来種であるカントウタンポポの存在。上の写真は車道沿いの

何てことのない植え込みなのですが、生えているタンポポを観察すると

がくが反り返っていないことがわかります。

これはセイヨウタンポポには見られない、在来種タンポポの特徴と言われています。

 

無論、在来のタンポポはカントウタンポポのみではありませんが

よく一般に言われる「都心のタンポポはセイヨウタンポポばかり」というのは

果たして本当のことなのか? 今一度考えてみたいと思います。

 

ちなみに上の転がっていた空き缶は、近くのゴミ箱に突っ込んでおきました。

無論、今時こんな所に缶を捨てるような輩に衛生観念があるとも思えないので(猛毒)

捨てた後に近くのコンビニでトイレを借りて手を洗い、消毒もしておきました。

 

 

 

 

 

 

タンポポといえばアスファルトの隙間からでも生えてくる高い生命力の持ち主ですが

それはセイヨウryに限らず、カントウタンポポでも共通です。

上の植え込みのすぐ目の前でも、こんなふうにしぶとく生えていました。

 

 

 

 

 

タンポポと言えば春の象徴の1つですが、当然他の花も多数開花します。

そして、昆虫たちの活動も活発化してくる頃です。

今日は関東全域で真冬の気候かつ雪が降っている状況ですが

昨日は夏日寸前というところまで気温が上昇しましたので

写真のようにミツバチなども盛んに動き回っておりました。

 

なお、このミツバチは残念ながら(?)セイヨウミツバチです。

むしろ二ホンミツバチを探す方が、カントウタンポポを探すよりも

難しいんじゃないかと感じることすらあります。

(ただし二ホンミツバチが激レアというわけではありません)

 

 

 

 

 

 

バラでありながら、逸早く開花するモッコウバラ

花は小さく色もやや地味ですが、ナチュラルテイストゆえにファンも多い花です。

お庭では主に外壁を覆ったりするのに用いられます。

一方で、本格的なバラシーズンに入ると花期が終わってしまうというデメリットも。

 

 

 

 

 

 

戸田駅前のBZ花壇です。シンボルツリーのサクラを中心として

各種春の花で彩られています。普段使っているのが戸田でなく戸田公園駅なので

この花壇についてはあまり見る機会がなかったのですが

バラも植栽され、地域ボランティアの方が維持管理をされているようですね。

 

……ちょっと真剣な話を挟みますが、

こういう花壇の情報というのは、正直、直接現場に出向かないと入手できず、

写真に撮ることもできません。そして、自分はガーデン誌の「企画」も兼ねているので

今の段階で「仕事になる」ことが確定していなくても、外に出て情報は集めないといけません。

加えて4月1日からは、今の仕事は継続しつつも立場上フリーランスという形になりますから

会社の就業時間に縛られず自由に動ける分、自分の武器となる“材料”を

より一層積極的に集めていかなければ生き残ることができません。

 

かといって、こうした理由で私が外に出るのが「不要不急の外出」に該当するのか否か?

そこは他者に判断を委ねるものでもないし、自分自身でも断言はできません。

(今後の仕事のための情報収集であると私が主張しても、遊びに行くだけと認識されてしまいますので)

ただ、小町通りなど一部を除き、先月より極力心掛けていることではありますが

そもそも人ごみに足を運ぶこともありませんので、あとは手洗い・うがい・ヤクルトを欠かさず

人通りのある所ではマスクを着用するようにすれば問題ないのではないかと感じます。

(もちろん究極の判断として外出禁止となりましたら、従わざるを得ませんが)

 

 

 

 

 

サクラが開花すれば、自然とこういう鳥もやってくるもの。

メジロは昨日は見かけませんでしたが、ヒヨドリは多く見られました。

 

 

 

 

 

上記の戸田駅前の花壇にて。デッキの下に二ホンカナヘビの子供がいました。

暖かくなったので冬眠から目覚めたのでしょう。 そして今日はまた冬眠に戻ったかもしれません

ちなみにこの二ホンカナヘビは日本の在来種であるのみならず

世界中で日本にしかいない固有種でもあります。前にも書きましたが。

そして、どこぞの外来種の亀を除くと日本で最もエンカウントしやすい爬虫類でもあります。

 

 

 

 

 

 

タバコ捨てんなクソカス

ちなみにこれはセイヨウタンポポのようです。がくが反っていますので。

ただ、もしかするとカントウタンポポとの交雑種かもしれません。

 

 

 

 

 

車道沿いのアスファルトの隙間から生えるカントウタンポポで、食事をするベニシジミ

チョウにしてみれば在来・外来はどうでもいい問題かもしれませんが

日本のかつての野山にあった光景というのは

パーツではありますが、今も街の片隅に残されているのかもしれません。

 

少なくとも鎌倉においては、カントウタンポポは多数残されています。

(鎌倉歩きの際にも確認しました)

 

 

 

 

 

以前ボートレース場で見かけたヨシガモ

これは別の場所ですが、さいたま市の戸田市寄りで撮ったものです。

市の象徴たるボートレース場に毎年(?)飛来するそうですから

いっそ戸田市の鳥ということで登録してしまってはどうかと思う今日この頃。

 

 

 

 

 

 

そしてサクラにつきまして。この写真は元蕨第二公園で撮ったものです。

多分ソメイヨシノではないかとおもわれます。

 

 

 

 

 

一方でこちらは、100m弱離れた場所にある元蕨第三公園

公園としてはこちらのほうが若干狭く、サクラも1本巨木があるだけです。

しかしこのサクラ、おそらくソメイヨシノではありません。

葉が赤みを帯びているので、ヤマザクラの系統?ちょっと判断が難しいですね

 

非常に近い公園でありながら、植えてあるサクラは違う品種(と思われる)。

何か理由があるのか? たまたまそうなってしまっただけなのか……。

そういうところに「なぜ?」と疑問を抱くと、近場を歩いているだけでも

「考える題材」「学ぶ題材」「追究する面白」さはあふれていると言えます。

 

 

 

 

 

最後に、お店でトイレットペーパーが残っていたので購入しました。

(何せ在庫がもう2ロールしか残っていなかったもので)

一人暮らしですし、これで2020年の間はどうにかもたせることができるでしょう。

 

 

 

最後に、冒頭にもあります通りぜひ皆様のご意見を伺いたいのですが、

カントウタンポポは本当にそこまで減っているのでしょうか?

皆様の周りのことで構いませんので、ご意見などを聞かせていただければ幸いです。