本日は、9月の花をたずねて鎌倉歩きに参加した時の記録です。
この頃はまだ大分暑かったんですが、
今はもう寝る時も毛布が欠かせません。
(かと思うと気温が急に上がることもありますが)
鎌倉歩きで回るところは比較的日陰が多く、
足元もアスファルトが少なく照り返しがあまりないので
残暑厳しいシーズンにも有り難かったりします。
それでも、飲み物は常に絶やさないようにしておく必要がありますが。
墓所なのですが、確かジブリにこんな雰囲気の場所があったはず。
緑に包まれているということでトトロの雰囲気でもありますし、
ラピュタの大木の根本にもこういう所があったと記憶しています。
(ロボット兵の亡骸がたくさん眠っていたところですね)
村田先生のご案内の下、この日は鎌倉駅西側の奥まった所を散策。
もう今はセミの鳴き声も聞きませんが、
この時はミンミンゼミ(右)なんかも結構見かけました。
英勝寺。拝観料は若干かかりますが、
大きな竹林と夏~秋の花が多数観察できるので
植物の好きな方にはよい環境といえます。
というか、基本的に鎌倉の寺社の庭園には
刈り込まれた松などを軸とした整形式日本庭園はほとんどなく
自然な雰囲気の草庭が中心です。大名庭園というわけでもないので
当然といえば当然なのかもしれませんが……。
カリガネソウ。かなり特殊な形状の花です。
自生しているものは少ないんじゃないかと。
(過去に横沢入の里山で見た株が自生しているものである可能性はあります)
道中で偶然オオカマキリに遭遇したので、手に乗せてみました(笑)。
懐かれたのか、便乗したまま足の手入れをする始末です。
結局その後、こちらから近くの植物に乗せてやるまで離れず……。
なお、私が手に乗せるor手で持つ昆虫につきまして
年間を通じて一番多いのは間違いなくオオカマキリです。
多分、ここ5年間ほどずっとそう。(2位はショウリョウバッタモドキ?)
移動しまして、浄光明寺の境内にて。
えらく罰当たりな(?)ところにトックリバチの巣がありました(笑)
まあ、人の信仰などハチにしてみりゃ「知るか」って話でしょうが
私たちはそのまま放っておきましたし、
神様とて駆除してくれなんて思わない(……だろ?)と思いますが
像の威厳を欠いているのは事実なので(爆)
お寺の清掃担当の方の意向次第ということになるかと……。
さて、この時期の鎌倉を代表する花といえばハギ(萩)です。
株の形は色々で、こういうこんもりしているものもあれば
向島百花園などで有名な「ハギのトンネル」みたいなのも。
彩りを添えるという意味でも当然有用ですし
国産の植物なので特に気にせず導入できるのもメリットですが
昆虫を集めるという点でも効果覿面です。↓
ヤマトシジミ……ではなくルリシジミ。
(もちろんヤマトシジミも飛んできますが)
キタキチョウもやってきました。
これより大きいタテハチョウやアゲハチョウの系統になると、
重量オーバーで掴まりにくいのかあまりやってきません。
ただ、重量的にはそれ以上と思われるクマバチは
何ら気にせずぶら下がり、堂々と吸蜜していきます。
でも代表種はやはりコレ。秋を象徴するウラナミシジミです。
鎌倉のように山に近接するエリアでは、
都心でポピュラーなヤマトシジミより、むしろ本種の方が多く感じます。
水路を横目に移動中。
この水路も、当然人工的なもので幅も狭いですが
水は非常にきれいで生きものの姿もよく見かけます。
何気に今までちゃんと撮影したことがなかったヨシノボリ。
……なのですが、そもそもヨシノボリというのは
そういう種名の魚がいるわけではなく、
ハゼ亜目ハゼ科ヨシノボリ属の魚の総称らしいです。
水路では結構な数が確認できました。
食性は意外にも肉食傾向が強いらしいので
見えないものの、その手の小動物も多いのでしょう。
この日最後に訪れた海蔵寺。
入口には見事に枝垂れた大株のハギが……。
境内には庭石を活かした空間も。
池も大きく、カワセミくらいは飛来しても不思議はありません。
その後は有志で、緑に囲まれ落ち着いた佇まいのお食事処へ。
ご自慢のビーフシチュー(右)をいただきました。
かなり長期間かけて煮込んでいるらしく、大変コクがあり
文句なしの美味しさでした。 許されるなら多分2杯食えたと思います
鎌倉には他にも何ヶ所かビーフシチューのお店があるようですが
どうしても割高ゆえ、貧乏な私には普段は少々敷居が高かったり(汗)
でも、ここは割とお手頃価格だったような気も。
もし何かの間違いでおにゃのこと鎌倉デートする機会があったら
ぜひまた利用したいです。