11月24日(土)石川県教育会館にて

「第43回金沢学院短期大学邦楽部
第29回金沢学院大学邦楽部 邦楽演奏会」

が開催されました。

わたしは技芸講師で、
指導者という立場です。

OGでもあるので毎年感慨深いです。
20代から十数年、
20年近く通っています。


昨年のドバイにいた時は
毎年来られる先輩にお任せしましたし、
結婚の年もお願いしたんじゃないかな~?
スケジュールがお互い調整できなくて。


そんな訳で教えるまでが主な仕事、
発表の準備については
大学生の部活ですから
学生がかなりがんばります。


わたしが部長だった時も
色々ボヤいたり助けてもらったりしながら
準備していたのを毎年思い出します。
(みんな元気かな⁉)


学生からは、年々学校のことや
色々なことが忙しくて
大変なことも聞きますので、
今年もOGとして、指導者として
できるだけ相談に乗ったりアドバイスしたり
準備を手伝ったりしました。


こういうのって、計画→実行
の練習になったり、


学業、部活、そのほかのこと…
タスクを同時進行させる訓練に


自分自身はなっていたな~と思います。


社会に出て仕事でも、
主婦でも、

特にケアマネや施設職員だった頃は、
日々の業務のマストな作業と、

この時期にやらなければいけない行事や、
書類の作成、
委員会に研究発表…


色々な作業を同時進行で
行わざるを得なかったから、
鍛えられたなーと振り返ると思います。



演奏の部活なので、
自分の技量のちょっと先を目標にして、
またスケジュールも逆算して
本番に間に合うように準備を進めます。


裏方の準備も同じなのですが、
演奏も同じ感じですね。


小さなお弟子さんや
ご家族に向けて
お伝えすることもあるのですが、


日々のやること、
やらなければいけないことを踏まえて、

それでも本番で実力が出せるための
準備をして行く、


これって訓練しておくと
いいんですよー!

ってお話します。
言うなれば、それに関する
ストレスも発生するはずなので。


ストレスっていうと、
嫌なイメージでしょうが、


ゼロでは生きてもいけないし、
好きなことをやったり、
世界に表現することができません。
何事についても。


自分を表現する時って、
ストレスというか
圧を超える瞬間って
あるんですよね。


そのストレスに慣れておく。
慣らしておく。


これってすごくいいと思います。
アスリートを想像すれば
分かりやすいと思います。



みなさん何らかの
プレッシャーや圧を前に
自分のパフォーマンスを発揮する。


これって結局、
アスリートだけでなく


日々自分らしい物言いをする時、
行動をする時、


会社で上司と、
友人に自分の意見を、


そんな時でも
何気に超えてく圧なんですよね。



慣れちゃったらイイですよね。


わたしは良くも悪くも、
準備が込み合ってくる頃の圧には
慣れてきました。


逆算の準備はうまく行く時もあれば、
イレギュラーな体調不良があって
上手くいかない時もある。



うまく弾ける時もあれば、
調子が悪くて今一つの時もある。



でも、
どちらかというと結果も
もちろん大切にしていますが、


過程が大切だと思います。



そう教わりましたし、
実体験でもやはりそう思います。



準備がおろそかで結果が出ないと
やはり後悔してしまう。



お忙しい人やお勤めの人に向けて
念のために言いますが、

そういう方の場合は、
その忙しさも状況の中に
加味してくださいよ!



そこを見ないで、
「もっとがんばればよかったー!」とか
思わないで下さい。


その状況の中で、
どれだけがんばった?

その条件の中でがんばったのなら、
がんばったんです!


演奏だけをして生きていっている人は
ほとんどいません。
わたしもレッスンプロなので、
レッスンしながらの演奏のプロです。

その条件の中で、
いつも精いっぱいやらせて頂きます。


昨日もね~古い知り合いに、
色々近況を話して最後に
「腕を磨いておけよ!」と
言われたところ(笑)


ありがたかったです!


コンデションを整えつつ
(年齢的にはここも大事なとこ!)、

箏も三味線も歌も腕を磨こう!
コツコツ伸びしろを上げていけるのも、
こんな芸事のいいところ。



学生の演奏会の内容は
ほとんど語らず
ここまで来ましたが(笑)ごめん、


在学生は本当によくがんばってくれました!
やっと何とか間に合わせたものや、
追い込みでがんばれた曲もありますが、
今できる精一杯を発揮しました。


今年部員が少なかったので
「星のように」


「テルーの歌」



「菊花繚乱」



「千鳥の曲」



などなんとか全6曲


在学生は低学年なので、
まだまだ成長しますよ!


学生には自分がやれたことに
自信を持って欲しいな~!と思います。


長い歴史のある部活動、
いまの若者にも楽しめる形で
未来に繋がって欲しいなと思います。
なんにも無駄になることは
ないと思うんですよね。



ご来場いただいた皆さま
あたたかいご声援を
本当にありがとうございました。