3年前の引っ越しから

時の経過とともに

職場や生活空間もいろんな変化がある

 

一番の変化が

職場中心で生活が組み立てられていない点が

大きなポイントである。

あくまでも生活が先にあり

職場は”従”であるという意識を常に持つことが

可能になった点だ。

 

自分の性格では、毎朝定時に通うことを

苦に思ってないと思っていたが

大きな間違えで、実は精神的な労苦が積み重なったようだ。

 

定職を持たないことに

恐怖心はなくなったので、

だいぶ楽になった。

 

そうした変化の中で老後に向けて

今の住処に引っ越しをした。それが去年の9月である。

また、コロコロと変わるかもしれないが

気に入っている。

 

さて、昨日のブログで反響があった

 

人生100年 シフトチェンジは意識した方がよいという

ご指摘をいただいたり、

少数であるが、ご説ごもっともであるが、実際どうするのか策はあるのか

という疑問の声もあった。

 

焼き鳥というトピックスのついでに書いたものだし、

反響にとまどいを感じているのが正直なところである。

ここで、昨日のテーマを正しく記述し、

さらに私の中での職のテーマについて書いてみようと思う。

 

先に骨子だけあげよう

◎ 100年時代とはいえすべてを学びなおすのは不可能

◎ 人間しかできないことを模索すべし

の2点につきる。

 

詳細は以下であるが、お暇な人だけ・・・・どうぞ。

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■■テーマの整理

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シフトチェンジというのは

平均寿命が延びて

老後がすでに老後というにはすまされないほど

十分長い期間でとらえなおされる契機があり、

その期間のファウンデーションについて不安になる

ということである。

 

よく使われるタームが、”人生100年時代”で

その際に提示された解決策が

生涯学習について考え直して年金がもらえるまで

働くという選択肢である。

 

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■■私の意見

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私は一部賛成、一部反対である。

 

まずは、生涯学習について

世の中が

高度化しているのは周知のとおりであるものの

自分自身で高度化においつく必要などないし

考えてみれば不可能であるという点だ。

 

AIや機械学習を学ぶということだけについてみても

範囲が広大でキャッチアップは一部の限られた人だけである。

 

それよりも、自分ができることを考えた方がよいであろう。

また好きなことを仕事にするというのは理想であるが

これも向き不向きがあろうという観点を見落としているのではないか

と思う。

 

好きなこと と できることでは後者に軸足を置くほうが

幸せなのではないかという問題提起である。

 

理由は 

好きなことは 原理的にころころ変わるものであるし

社会空間の影響を受ける事象である。

これに比べて高度化により 好きだから仕事にするというだけの動機では

お金がもらえないケースが多々あるという単純な理屈である。

 

もうひとつは、好きなことでも仕事にしてしまうと

競争原理に放り込まれ、一部の人だけが幸せにはなるが

敗北感が伴うので 相対的に嫌いになってしまう可能性がある

 

私の尊敬する友人は

有名大学の工学部を出ているが、

車が好きでしょうがない ゆえに 車を専攻しなかった。

なんと好きでもない土木をあえて専攻し いまは職業にしている

 

好きなこととあえて距離を置く職業スタンスで

出世街道を進んでいる。

 

そういう彼に憧れたというのが私にとっての事実だ。

 

できることは増やした方がいいし

やれば自然と好きになるということもある。

 

自分探しをする人がいるが

それは時間の無駄で、

だったら、自分づくりをした方がはるかに有効な時間の使い方である。

 

もうひとつ、

これだけ広大に広がった専門領域を一人でカバーするなど

ほとんどの人が不可能だ

 

100年時代ならなおさら技術は今以上に進歩する

とてもじゃないと追いつかないのである。

それをまずは自覚すべきであろう。

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■■ 解決策

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私の解決はひとえに、友人を広く持つことと

若い人から学ぶ勇気を持つことである。

専門の知識を持った人を友人に持つことにより

アドバイスを受けられるし

また、技術の進歩にも若い人ならついていける。

 

そうした世代格差を霧消していくことこそ

コツコツやるべきであろうと思うのである。

 

こうして持ったチャネルを生かして

いかに人生を過ごすかは自分次第であるが

まずはチャネルがないとお話にならない

 

自分で学ぶ時代は終わったということである。

そういうシフトチェンジが必要だということなら

賛成である。