Hamlog ~とある研究者のだらだら日記~

(   ・ω・) えっ?英語でプレゼンしなきゃならないんですか?

 

 

(イギリスなので当たり前)

 

 

どうも~、はむです(   ・ω・) ノぃょぅ

 

前回の更新が1月、そして今は9月になってしまったという段階で半年以上が経過していますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。前回スイスに共同研究のために行ってきた話を書いたのですが、それ以降研究が加速して忙しくなっておりました。

 

はむのblog更新が止まった時は忙しい時で、はむがblogを頻回に更新している時は発信意欲が増している暇な時という訳です。先日まであれこれ更新できていたのは時間があったからなんですね、振り返ってみると。

 

という訳で、真面目なことはあまり書かないことに定評 (低評?) のあるhamlogではありますが、イギリスでの研究生活について少し真面目に書いていきたいと思います。

 

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これまでの記事通り、はむはイギリスのExeter大学、MRC Centre for Medical Mycologyで基礎研究をしております。昨年12月から少しずつ開始しておりましたが、12月はクリスマス休暇もあるため、すぐにfull timeで研究ができるような状況ではありませんでした。

 

どこの施設でも同じと思いますが、実験を実際に開始するためには、まずいくつかのinductionを受ける必要があります。

 

  • 実験室全般について (日本のラボでいうバイオセーフティーに近い)
  • 実験室雑務のrotationについて
  • 特殊な機械のそれぞれの使い方について
  • 動物実験に関して (部屋の使用~実際の手技まで様々)
  • 細胞・組織培養の部屋を使用法
  • 糸状菌のみ使用可能な部屋の使用法

 

などなど様々あります。最初の頃は週1回くらいは何かしらの講習を受けているような感じがします。そしてこれらのinductionを経て、何とか一人で色々実験ができるようになったのが2月~3月頃でしょうか。

 

 

(   ・ω・) はむはようやく一人で動けるようになった!

 

 

とは言うものの、日本でやっていれば簡単な実験でも、こちらでは作法も違えば物品・試薬の置いてある場所も最初はわかりません。そして物品とか試薬の場所も度々変更があり、先日あったはずの場所に物がないというのもしばしばです。

 

 

(   ・ω・) あの試薬は…あの物品はどこ……??

 

 

最初の頃は実験室内をフラフラしている奇妙な不審な不慣れな日本人研究者に見えたことでしょう (いいえ、今もです)

 

 

(  ・ω・) ∩ シツモーン  あの試薬はどこに置いてありますか??

 

 

困ったときは補助員の方や他の研究者に (英語で) 聞けば基本的には教えてもらえるので、何かあれば助けてもらえますが、一先ずは自分で色々と探してみることにしています。どこに何が置いてあるかを覚えておくのも効率よく研究を行う上では重要なことですね。

 

(物品・試薬の置き場所変更の時はメールで知らされるが、英語を読むのに時間かかる…)

 

 

特殊な機器、特にフローサイトメトリー機器の使用に関するinductionはとても厳格です。最初にbasic courseとしていわゆる座学の講習会 (3~4時間) を受けた後に、それぞれの機器についてinductionが必要になります。日本でフローサイトメトリー機器を使用した時は特別な講習会はなく、使用申請と使用経験のある人から教えてもらうことを条件として使用開始、でしたがこちらはかなり厳密に管理されております。

 

使用している機器も、日本の研究所では主としてBD社 (FACS CantoIIやAriaIII、最近ではSymphony) でしたが、こちらはAttune (Thermo Fisher Scientific)、Aurora (Cytek) の2機が主体です。いずれも日本での使用経験がないのでinductionから結構真剣に受けないと使用できませんでした。

 

On siteのinductionもかなりしっかりしていて、1対1のtraining形式でした。自分でsampleを準備し、当日持参しcontrol sampleのデータ採取、full stained sampleのデータ採取、libraryの構築などなど3~4時間くらい訓練を受けます。Aurora → Attuneの順にinductionを受けたので、Attuneの時は半分くらいの時間で終了しましたが、機器の立ち上げとcleaning、シャットダウンのところがどちらも重要ですね、壊さないようにするためにも。

 

一応はむは学生時代からフローサイトメトリー機器の使用経験がある (FACS Calibur) のですが、当時は1 (or 2) laserで最大3色あるいは4色という時代だったものの、現在は5 laserで数十色まで同時に染色可能というすごい時代になったものです。Laserと蛍光色素の名前を覚えるだけでもtough workではありますが、毎週のようにやっていると意外と頭に入っていくものです。

 

最近日本の研究室にもAurora-CS (Cytek) が導入されたという話を聞いておりますので、ここで機器の使用法と解析法を学んでいくと日本に戻った時の研究にそのまま使えそうですね、頑張って覚えていきましょう。

 

 

(   ・ω・) でも使用料が結構かかるんですよね…

 

 

日本の研究所でも最近物納という形で使用料が幾分か取られるようになったようですが、こちらの研究所では単位時間当たりの使用料が定められているので、できる限り短い時間で使用する必要があります。毎回データ採取は時間との勝負です。

 

 

(   ・ω・) 頼むから止まるんじゃないぞ…

 

 

(毎回祈りながらsampleをセットしている)

 

 

動物実験についてのinductionもかなり厳格です。まずは動物実験に関する講習会 (Charles River社) を2日間受講し、その後に試験を受けて合格する必要があります。当然のことながらすべて英語です。実験手技などに関するものだけであればまだ楽なのですが、法律や歴史、倫理、実験動物そのものに関する知識など様々問われ、それぞれの分野で一定以上の点数を取る必要があるので非常に大変でした。

 

講習会を受けた後に付与されるものはlicence (Personal Licence : PIL) だけですので、その後各施設でinductionを受ける必要があります。

 

Basic inductionは各施設の使用法 (非感染区域、感染区域に分けて実施されるので計2回)、実験動物のhandlingと実際の手技についてという流れでやはり数時間かかります。さらに、実際の手技 (Regulated procedureと呼ばれる) などについてはそれぞれ別途training & assessmentが必要となりますので、一人で自分の実験全体をできるようになるにはPIL取得後1~2ヵ月を要します。

 

 

(   ・ω・) いやまあ長い旅路であった

 

 

(終わってはいませんがね)

 

 

当初はそれほどin vivo実験をする予定はなく、PPL (Project Licence) という単語を聞いても遠い世界のような話と思っていましたし、in vivo実験後のpaper workやPILの管理ということを聞いてもピンときませんでしたが、そういったことを何回もすることになるとは思ってもいませんでした。

 

実際PPLはPIL個人が作るものではなくPIレベルでの書類になるので、はむは特に関係はありませんが、PPLの内容を把握しておくことがPILの責務ですので、実際はPPLについても知っている必要があります。長い文書ですが、必要なところはしっかりと読んで頭に入れておきます。

 

In vivo実験を始めてからも、定期的に自分の実施した手技についてのrecordを残しておく必要がありますし、定期的 (年1回?) はそれぞれのPIL recordを提出するような仕組みになっているようです。普通にpaper workは日本の時と同じあるいはそれ以上に存在しているような気がします。

 

細胞・組織培養の部屋や糸状菌のみ使用可能な部屋の使用法のinductionはそれと比較すると軽いものかもしれません。

 

 

(   ・ω・) 部屋に入る時はそれぞれの部屋の白衣に着替えましょう、と

 

 

(   ・ω・) オートクレーブにかけるゴミは定期的にまとめて処分しましょう、と

 

 

(   ・ω・) キャビネットの使用が終わったら必要に応じてUV点けましょう、と

 

 

(   ・ω・) 廃棄物はその日のうちに片づけましょう、と

 

 

・・・

 

 

(   ・ω・) ですよね…!!

 

 

2月~3月頃から一人で実験ができるようになり、それから半年かけて色々データを集め、定期的なミーティングや発表を通じて方向性を確認・修正して今に至るという感じです。

 

残り約2ヵ月程度になりましたが、もう少し頑張って論文も少し書いてから日本に帰りたいものです。

 

 

 

さて、長くなりましたので本日はこの辺りで。

 

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(   ・ω・) ハァ 技術も無ェ  知識も無ェ

 

 

(   ・ω・) 道具もそれほど揃って無ェ

 

 

(以下続かず)

 

 

どうも~、はむです(   ・ω・) ノぃょぅ

 

さて、今週いっぱいはスイスで共同研究中のはむです。慣れない環境での実験がこれほどまでに大変だとは…と思っていますが、一応何とか頑張っておりますよ。

 

イギリスの研究所で実験を始めた時も「日本とはだいぶやり方が違うな (どちらが良いとかではなく)」と思いながら少しずつ慣れていったわけです。その途中でスイスに来て実験をしているのですから、当然のことながらそううまくいくものではありません。

 

今回はスイスでのドタバタ実験の日々を振り返りながら書いていきたいと思います。

 

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先日の記事通り、はむは現在スイスのLausanneに来ております。Lausanneってどこですか?という疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますが、スイスの左下の方です (雑)

 

 

レマン湖畔にある、Geneveからは電車で1時間弱のフランス語圏の都市です。オリンピック博物館があることでも知られております。

 

市内にはいくつもホテルがあり、駅前から駅から少し離れたところまで色々ですが、値段は総じて高価です。食事も高いですし、宿泊費も高いです。ホテルに宿泊するとローザンヌ市内のバスやメトロなどの交通機関を無料で使用できるLausanne Transport Cardをもらえるので、移動にはお金がかからなくなるのは良い点です。

 

 

(   ・ω・) エコール?ポリテク…

 

 

(   ・ω・) フェデ…

 

 

(   ・ω・) ドゥ ローザンヌ…

 

 

・・・

 

 

(   ・ω・) EPFL!!

 

(何度見ても読めない)

 

 

さてそのEPFLに技術を学びに来ている訳ですが、1週間の滞在で技術を学びきることなど当然のことながら不可能です。重要なことは実際の機器を使って実験をして結果を確認すること、その後の研究に同技術が応用可能かどうかの判断をすることです。

 

 

・・・

 

 

(   ・ω・) いや、責任重大すぎるだろう…

 

 

(Visiting post-docのはむで良いのか、この役回り)

 

 

しかし始めてみなければ何も進みません、意を決していざEPFLへ。EPFLへの経路はメトロがとても便利です。Lausanne-Flon駅が始発となるメトロのラインがあるので、こちらに乗っていけば15分弱でEPFLに着きます。

 

 

Lausanneのメトロは日本の地下鉄のような改札もなければ、駆け込み乗車防止用のゲートもありません。時間になればドアが閉まり出発するシステムです。そのため、閉まりかけたドアを手で開けて入ってくる乗客をたびたび見ますが、誰も気にしていません (多分日常風景)

 

そしてやってきましたEPFLです。こちらで1週間、真菌の研究を行います。

 

 

(写真は帰り際に撮影したので夜のもの)

 

 

(   ・ω・) Hello!! I'm Ham!!

 

(誰に対してもこの英語力です)

 

 

(   ・ω・) ここがドイツ語圏ならIch heiße Hamなのにな…

 

 

予め実験に必要な道具は送っておいたので、月曜日から予定通り実験が開始できるぞ…と考えていたのですが、これが大誤算でした。

 

 

(   ・ω・) 遠心して真菌を回収して…

 

 

・・・

 

 

(   ・ω・) 回収…できないだと…

 

 

イギリスでやっていた時と同じようにやってもうまくいかない、これが他の研究室で実験をするということです。所変われば何とやらですね。焦ってもこちらにはこれ以上の道具がないので、何とか色々工面して実験を開始することに…

 

 

(   ・ω・) あかん、初日から詰んだわ

 

 

・・・

 

 

(   ・ω・) もう一回送ってくださーーーーい!!!!

 

 

やはり送ったものだけで何とかするのは不可能と判断し、急遽本国 (イギリス) に連絡をして再度一式送ってもらうことに。何かあった時のためにストックを残しておいて本当に良かったと感じた瞬間でした。

 

ヨーロッパは隣国が近くて非常に助かりますね。今回のFedExでの輸送は前回よりも1日多くかかってしまいましたが、それでも月曜日に発送してもらって水曜日には受け取ることができたので、schedule的には大きな問題になりませんでした。

 

 

(   ・ω・) 新しく送ってもらったものから真菌を回収して…

 

 

・・・

 

(   ・ω・) 回収…できているのだろうか…

 

 

慣れない環境すぎて全てのステップで色々疑心暗鬼になりますね。どうにかこうにかExeterでやっていた通りに実験を行い、今週一週間の実験を行うことができました。

 

 

(   ・ω・) 何から何まで大変お世話になりました

 

 

(   ・ω・) 技術持ち帰るぞ!

 

 

戻った後の立ち上げが大変かもしれませんが、ここで頑張れば日本に戻った時にも同じように研究を行うことができます。これまでの研究にも応用することが十分可能なものですので、ここが頑張りどころですね、大変ですが続けていきたいと思います。

 

ということで何とかスイスという慣れない土地での研究を行うことができました。

 

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ここから後はスイスでの食事について写真を載せていきたいと思います、折角なので。観光する時間など当然ないので、自分の時間といえば実験が終わった後の夕食位なものです。

 

スイスは物価が高いのですが、マクドナルドでも1,700円するのであれば、もはや節約せずに食べた方が得であろう位の感覚で探していました。といっても日本食ばかりですが。

 

Exeterではほぼ食べることのないお寿司です。スイスのローザンヌではいくつかお寿司を購入できる店舗があります。Lausanne-Flonの駅中にあるSUSHIZENはかなり日本のものに近いお寿司を購入することができました。

 

 

Lausanne-Flon駅からは少し離れますが、ちょっと歩いたところにSushi Shopというそのものの名前の店がありましたが、こちらは欧米っぽい感じのお寿司が多かったです。ふとテレビをつけたらCMも流れていました。有名店なんですかね。購入したのはいわゆるちらし寿司的なものですが。

 

 

 

また、日本食の店と言えばジュネーブ・ローザンヌに店舗を構えるUCHITOMI (うちとみ) さんが何といっても有名ですね。

 

 

店舗内は日本の食品・お菓子・調味料が様々あり、お弁当も購入できました。店員さんも日本人の方で日本語が通じるというのは久しぶりの経験ですね。

 

 

 

そして今回お世話になっている職場の先生に連れて行ってもらったのも日本食 (ラーメン) の店でした (日本食ばかりだな)。こちらはLausanne-Gare駅とGrancy駅の中間あたりにあるUmamidoというお店でした。ディナータイムであるためか、非常に混雑しており20分くらい待ちましたが、日本のものとほぼ変わらないラーメンが食べられました。

 

 

 

 

(   ・ω・) しかしだな…

 

 

(   ・ω・) 全部3000 - 5000円位なんだよね

 

 

スイスの物価のことをこちらの先生にも聞いてみましたが、外食ならこの位のところが平均的とのことでした。やはり物価が高いですね、イギリスに来た時も高いなぁと思っていましたが、スイスはさらに高かったです。

 

 

(   ・ω・) 1週間の滞在で良かった…

 

 

さて、1週間の研究生活を経て、ようやくイギリスに戻ります。ここからまたイギリス生活ですが、こちらで学んだことを活かせるように研究を続けていきたいですね。

 

ではでは本日はこの辺りで。

 

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(   ・ω・) はむ  in  

 

 

(   ・ω・) Switzerland!!!

 

(3ヵ月目にしてイギリス離脱か?)

 

 

どうも~、はむです(   ・ω・) ノぃょぅ

 

新年明けましておめでとうございます、という記事を書いたのが先日のことになりますが、現在はむはスイスにいます。

 

イギリスに留学したはずのはむがなぜスイスにいるのか、観光ではありません、共同研究のためにスイスはLausanneまではるばるやってきました。

 

今回はイギリスに留学したはむがスイスに飛ばされる派遣されるまでの過程を、スイス滞在記とともに書いていきたいと思います。

 

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先日からの記事通り、はむは真菌の研究をするためにイギリスのExeter大学、MRC Centre for Medical Mycologyに留学をしております。Exeter大学で全ての研究が完結すれば非常に楽なのでしょうが、そんな物事は簡単ではありません。

 

実際、はむの研究グループも複数の外部機関 (大学 or 研究機関) と共同研究をしており、PIの先生は色々対外的な研究の打ち合わせをいつもしております。共同研究をしている施設はイギリス国内のことが多いのですが、今回はイギリス国外だったのです (今回の話があるまで知らなかった…)

 

 

話は遡ること数ヵ月…

 

(   ・ω・) 留学中の研究テーマはどうしましょうか?

 

< はむ君には〇〇〇という技術を使った研究をしてもらいたいが、興味があるかな?

 

 

(   ・ω・) (何かはよくわからないけど面白そうではある)

 

 

(   ・ω・) (査読と同じだ、答えは はい か YES だ)

 

 

(   ・ω・) 大変興味深いですね、ぜひやってみたいと思います!

 

 

そして留学した11月に話は飛び…

 

(   ・ω・) 相談しておりました〇〇〇の技術ですが、いつから始めましょうか?

 

< 実はこの技術自体はまだExeterではやっていないんだ…学びに行かなければならない

 

 

(   ・ω・) そうだったんですね、イギリスのどこに行けばよいのですか??

 

 

< Switzerlandだ!

 

・・・

 

(  ・ω・) ∩ シツモーン  イギリスにSwitzerlandってありましたっけ?

 

 

< No!! イギリスじゃなくてSwitzerlandのLausanneだ!

 

 

 

(   ・ω・) なるほど、Switzerland、スイスですね

 

 

・・・

 

 

(   ・ω・) スイスですか!?

 

 

(ここで初めて国外に出なければならないと気付く)

 

 

何と留学当初からいきなりスイス行きが決まりました、いえいえ決まっておりました…驚きました。時期はまた先方と相談しながら、ということで1ヵ月が過ぎ…

 

 

話は12月に入ってのこと

 

スイスの共同研究者の先生も交えてonline meeting (今は本当に便利な世の中ですね) を行い、1月中旬にスイスに行くということで話が決まりました。

 

 

< はむ君、スイスに行くためには添付の書類を出す必要がある

 

 

(   ・ω・) わかりました、すぐに作成いたします

 

 

・・・

 

 

(   ・ω・) 作成いたしました、添付の通りでよろしくお願いいたします

 

 

・・・

 

(   ・ω・) 修正版が送られてきたぞ

 

 

(   ・ω・) (あれ?なぜtravelerがはむ1人に修正されているのだろう?)

 

 

(   ・ω・) (もしかしてだけどー、もしかしてだけどー)

 

(  ・ω・) ∩ シツモーン もしかしてこれははむの一人旅ですか??

 

 

< はむ君、その通りだ、今回は1人で行ってもらわなくてはならない

 

 

(   ・ω・) マジですかー!!??

 

 

という訳で、はむは一度も行ったことがないスイスをいきなり一人旅することが決定しました。しかしスイスは英語圏ではありません…フランス語あるいはドイツ語圏です。特にはむの行くLausanneはフランス語圏です。

 

 

(   ・ω・) 英語圏じゃない、これは詰んだわ

 

 

(かつてコペンハーゲン学会一人旅した経験があるはずなのだが)

 

 

ドイツ語はかつて第二外国語で1年間勉強した経験があり、少しくらいなら (いや、実用に耐えるレベルではないな) という気持ちもありますが、フランス語は本気でわかりません。数の数え方すらわからんレベルですのでどうしたものか。

 

(実際は空港・店・研究室などなどでは基本的に英語が通用するので問題はないのですがね)

 

 

ということで遂にSwitzerlandに向けて出国です。イギリス (ロンドン・ヒースロー空港) からスイス (ジュネーヴ・コアントラン国際空港) までは飛行機で2時間弱、実際に飛んでいる時間は1時間ちょっとくらいでしょうか、非常に近いです。

 

寧ろはむのいるExeterからロンドン・ヒースロー空港まで行く方が長いくらいです。Exeter St Davids stationから電車なら3時間、Exeter City Centreからバスなら3時間半でHeathrow空港です。

 

今回は直接空港に行ける方が便利なのでバス (National Express:そういえば最初Exeterに来た時も乗りましたね) にてHeathrow空港まで行きました。今回も余裕をもって3時間前に到着。使用する航空会社はスイスらしくSWISSです。

 

さて、はむの国際線利用というとあまり良い思い出がありません。手荷物検査と入国審査が特に鬼門です。ドイツの手荷物検査の時に引っかかって待機させられたり、アメリカ入国審査の時に2回ほど引っかかって色々と聞かれたりと、苦手な英語で散々なことが多いのです。

 

Heathrow空港は人手が足りなくて色々時間がかかるという話を聞いていたのですが、今回はchecked baggageに約10分、手荷物検査に約15分と圧倒的にスムーズに終了してしまい、フライトの2時間以上前にはゲートまでたどり着けてしまう状態でした。

 

(Checked baggageの半券シールを無くしてしまいましたが、今はメールで電子コピーが来るんですね、ハイテク!)

 

 

(   ・ω・) あれ?何か忘れてない??

 

 

(  ・ω・) ∩ シツモーン イギリスの出国審査はどこですか??

 

 

出国審査がないままにゲートにたどり着いてしまい、どこかのプロセス飛ばしてしまったか?と不安に思ったのですが、何とイギリスは現在出国審査がないようなのです。実際は搭乗券で出入国は管理されるようですが、スタンプを押されるという機会がなかったので新鮮です。

 

ということで出国までHeathrow空港内を色々散策 & 食事をし、ゲートが空いたらいざ飛行機へ!出国前はどうせなのでお米を食べてみました:中華料理の店でしたが、イギリス人の店員さんから "Are you Japanese?? I like Japan."と話しかけられたので色々聞いてみたら日本には何回も行ったことがある、とのことでした。日本の話をイギリスの空港でするとは思っていませんでしたのでこれまた新鮮です。

 

 

SWISSでの空の旅は国際線とは言うものの、日本の国内線と同じくらいの感じでした。搭乗中にミネラルウォーターのペットボトル 1本が配られたのと、チョコレート 1個が配られたくらいでした。1時間ちょっとのフライトですから、そのくらいで十分でしょう。

 

そしてジュネーヴ・コアントラン国際空港に到着したのですが、いつも通り飛行機がゲートのところまで移動するかと思いきや、着陸後にゲートから離れたところで止まりそこから空港内まではバス移動でした。easyJetを使用する場合はバス移動という話を聞いたことがあるのですが、SWISSも同じとは…と戸惑いましたが全員同じように移動するのであまり困りません。

 

さてここからが次なる関門、入国審査です。スイスの入国審査が厳しいかどうかはわかりませんが、今回は 観光 共同研究なので、知り合いの研究者に会いに行くということで説明しました。

 

 

(   ・ω・) Hello!! I'm Ham!!

 

(スイスに行ってもこの英語力で頑張るぞ)

 

さて今回の入国審査ですが、過去の審査の中で最もスムーズでした。どこ行くの? → Lausanne、何のために? → 知り合いの研究者に会いに、どのくらい? → 1週間、来週のこの日に戻るよ、帰りのフライトはこれね、で終了です。考えてみればそれ以外に聞かれることはないですね。

 

学生時代アメリカに行った時に「何の研究をするのか?」と聞かれたり、イギリス入国時に「子どもの名前はなんて発音するのか?」と聞かれたりしたことがありましたが、よく考えてみればこれは入国審査上あまり必要のないことですね。今回の質問が最もスタンダードでしょう。

 

ということで無事にスイスに入国しました。次はLausanneまで移動です。Exeter → London → Geneva → Lausanneと考えると一日で相当な距離移動してますな。

 

GenevaからLausanneの移動は基本的に電車です。スイス国鉄の駅が空港直結で存在しているので、国鉄に乗れば1時間弱でLausanneまで移動できます。

 

スイス国鉄の券売機では、目的地を選ぶと一等車か二等車か、どの時間帯の電車に乗りたいか、Half fare travelcardを持っているかどうか、など選ぶ画面が出てきますが、それぞれ自分に合ったものを選ぶだけです。基本はフランス語ですが英語表記にもできるので問題ありませんね。因みにSBBがドイツ語、CFFがフランス語、FFSがイタリア語のようです。

 

 

(   ・ω・) Lausanne行きで、

 

(   ・ω・) 二等車で、

 

(   ・ω・) Half fare travelcardはなくて、

 

(   ・ω・) 15分後位かな

 

 

・・・

 

 

(   ・ω・) 選択肢色々あるけど何なんですかね?

 

IC (InterCity:特急相当)IR (InterRegio:急行相当)RE (RegioExpress:快速相当) などの選択肢があり、それぞれ途中停車駅と乗換回数が書かれているのですが、正直なところあまりどれも時間に差がありませんでした。

 

はむは電車に乗る時は (時間に余裕があれば) 鈍行を選んでゆっくりと途中停車駅を見ながら行くのが好きなので、REを選択しました。しかしながら夜なので外はあまりよく見えませんでした。

 

(   ・ω・) じゃあREで行きましょうかね。

 

 

(   ・ω・) 27CHF!!??

 

 

27CHFは日本円にすると3,700円くらいになりますかね。やはりスイスは結構な値段ですね。。

 

電車自体は二等車でもきれいですし、座ってゆっくりと行くことができます。夜じゃなければ景色もきれいなのだろうな、と思いながら1時間くらい電車に揺られて、わからないフランス語を聞きながらLausanneへ。

 

Lausanne駅からホテルまでは歩いて15分程度。

 

(   ・ω・) 疲れているけどあとちょっとだ

 

 

(   ・ω・) なんですかね、この坂は。。

 

 

Lausanne駅の北側はものすごい坂道が多かったです。調べた時に坂が多いとは書いてありましたが、これほどとは想像していませんでした。

 

(   ・ω・) 手荷物引きずりながらこの坂はつらい。。

 

 

・・・

 

 

(   ・ω・) 迷ったーーー!!!!

 

 

はむは方向音痴なのです。地図を印刷して持ってきたまでは良いのですが、自信をもって間違えた道を2回選択しました。お陰で登る必要のない階段を2回登り、通る必要のない (しかも最終的には通れなかった) 道を1回選択しました。

 

 

(   ・ω・) どこが徒歩15分なんですか!!

 

(完全に自分のせい)

 

そしてようやくホテル着です。長かった長かった。。日曜日に到着したのでほとんど店はやっておらず、空いているのはマクドナルド位でしたので、マクドナルドで夕飯を取りました。

 

 

(   ・ω・) マクドナルドもフランス語か…

 

 

・・・

 

(   ・ω・) 12.3 CHFですと!!

 

 

マクドナルドが1,700円くらいです。スイスの物価をなめてはいけませんね。。ペットボトルのミネラルウォーターも400円くらいしますし、日本の2~3倍くらいと思えば間違いないです。

 

 

(どこをどう見ても普通のマクドナルドである)

 

という訳でようやくLausanneに到着し、共同研究を開始しました。開始後もまた色々と困難が出てくる訳ですが、それはまた後日の話。

 

 

さて、長くなりましたので本日はこの辺りで。

 

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