この頃、指が乾燥したり湿疹ができたりするので、スーパーの絆創膏売り場をよく見るのですが、最近はスーパーAuchanのPB商品の品ぞろえが変わってきているので、いろいろ確かめていたら、ふとワセリンが同じコーナーにあるのに気づきました。
普段は、家にあったロコイド軟膏を塗っているのですが、皮膚が癖づいてしまったのか、なかなか治らないし、ちょっとよくなったと思ったら、乾燥しすぎてひび割れて痛いので、ワセリンで蓋をしてみようかと思い買ってみました。^^
画像の緑色のものが今回買ったワセリンで、黄色のものがロコイド軟膏です。
ロコイド軟膏には、pommade(ポマードゥ)と書かれていて、これは英語でいうところのointmentで、軟膏という意味かなと思います。
ポマードって、なんとなく、昔のおじさん方の頭ベトベトの整髪剤をイメージしてしまうので、最初見た時にちょっと変な感じがしました。^^
ちなみに整髪料を意味する英語のほうはpomadeで発音はポメイドゥのようです(?)。
今回買ったワセリンは、LABORATOIRES VENDOME®という、薬局ではなくてスーパーで販売されている石鹸とかボディーソープのメーカーのものです。
50ml入りで3ユーロちょっとでした。
ちなみに、フランスでは、ワセリンはvaselineと書いて、ヴァズリンのような発音です。
勢いでワセリンを買ってみたものの、使い道がよくわからないので調べてみると、日本で愛用していたリップクリームも、実はワセリンだったのでした。
ワセリンとは、石油を原料としたジェル状のもので、1859年にアメリカの若い化学者が石油の精錬の副産物に着目し研究を開始して、この人が1870年にVaselineと命名して販売を開始したそうです。
このvaselineがなぜ日本ではワセリンとなったかというと、わたしは当時の外来語のカタカナ化の流行とかに関係したんではとか思ったりしています。^^
例えば、ロシアの作家トルストイの「イワンのばか」という短編集がありますが、このイワンという男子の名前は、ロシア語ではИванで、英語にするとIvanです。私にはイヴァンって聞こえるのですが、カタカナにすると「イワン」になっています。
なので、たぶんvaselineも、このノリで「ワセリン」というカタカナになったんではと思いました。^^
このワセリンですが、購入したものは石油100%のピュアなものです。(いくらピュアといっても、石油なので、オーガニックみたいな素敵さはあまり感じられませんが、、)
箱には、hypoallergénique(低刺激性)と書かれていますが、傷の上には塗らないでくださいと書かれています。
ワセリンの原料が石油というのは予想していなかったのでびっくりしましたが、安価で多目的に使えるので、知る人ぞ知る家庭の常備品という感じのようですね。
リップの代わりにもなりそうですし、これから、有効な使い道をいろいろ探していこうと思っています。(とりあえず指に塗り始めましたが、まだ効果のほどはよくわかりません、、)
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こちらは不純物を除去と書かれているので、100%ピュアかもしれません!
こちらは上のワセリンと同じでチューブ入りという違いのようです。
本家のアメリカブランドのワセリンのほうは、ピュアと書かれていますが、100%ピュアではなく保湿成分(?)がいろいろ添加されていますね!
以前はリップを愛用していたので、ヴァセリンというブランド名は知っていましたが、ワセリンとして意識して探してみると、日本メーカーの素朴なワセリンのほうが安くて使いやすそうかなと思いました。^^