キャラが多く描かれているページを見ながら、銀ちゃんはとっても恐ろしい事を言った。
「これは銀ちゃん、これはおかあさん、これはおにいさんだよ。」
ん?
ピクニック
銀ちゃんにとってはもしや家族のメンバーは、チチ、ハハ、自分だけではないのだろうか。
アニもいるの?
ドキドキ
私とは違う意味で心配?だったようでオットが聞いた。
「オニイサンはどんな人なの?」
「あのね、あのね、おお~~~きいオニイサンだよ」
ん?大きい?
銀ちゃんや、オカアサンは銀ちゃんより1,2歳年上の少年を想像していたよ
それだとちょっと意味が違ってくるから。
「大きいオニイサンは、何してる人?」
「あのね、ぎんちゃん、オニイサンにボールぶつけられたの」
ぼ、ボール?
オットは冗談なのか本気なのかも怪しい口調でこう言った。
「不倫相手の息子に暴力か。
「『団地妻とオニイサン』ていうタイトルが出てきそうだよ」
ムカッ
「ウチは団地ではありませんよ」
そこ問題じゃないから。
こうなったら銀ちゃんに誤解を解いてもらうしか無い。
「銀ちゃん、オニイサンにボールぶつけられたのはいつ?」
「あのねほいくえんだよ。オニイサンがきたよ」
ん?
保育園?
オニイサンがきた?
わかってきた
2月1日、金曜日の事、保育園では節分行事が行われたらしい。
豆は子供たちが食べると危険だという理由で、カラーボールを鬼にぶつけて
「鬼は外 福は内」
とやったらしいのだ。
また、2歳ゆえ
「ぶつけた」と「ぶつけられた」
など、一人称がよく逆になる。
つまり銀ちゃんは
「オニイサンにボールをぶつけられた」
ではなく
「鬼さんにボールをぶつけたよ!」
と言いたかったのだ。
というわけで、数分間の浮気疑問が晴れてスッキリした話だ
いや、しかしなぜ、この絵本に鬼が登場するのか…
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